梅雨の晴れ間のことを「五月晴れ」というのであって、5月の晴天をそう言うのではない、と最近7歳の娘に教わった俺が、その五月晴れとなった本日、また早朝から昼前までのショートツーリングに行って来ました。
路面のコンディションが悪かったけど、またそういうのとは違うところで楽しめた。
5時に出ようと思っていたけど睡眠削り過ぎるのも問題なので5時起きに。飲み物くらい作ってこうと魔法瓶にアイスコーヒー作ったりしてたら発進が5時40分になってしまった。
とは言え、6時前に出ればやはりそこそこ空いている。
まずは鎌北湖まで一気に走る。だいぶこの道も慣れてきた。
雨のせいか、田んぼの取水が終わったからか、水量は前回より増えている。けど、やはりヘラ池だな。「まだ6枚」とかいう会話が聞こえたのでよく釣れてるのだろうか?ヘラの釣果の基準がよくわからないけど。
湖畔にて、持参のコーヒーをひとくち飲んで5分ほどだけ休憩して伸びなどして奥武蔵グリーンラインへと進む。
が、・・・少しは予想していたが、ここのところの雨のせいで路面に泥や枯葉が出ており、かつそれがねっちょりと湿っているので非常にグリップが心もとない。実際、二度ほどコーナーで泥を踏んでフロントが数cmスライドしたりした。
怖ろしいので、いつも以上の安全ペースで走る。バンクさせるとか回しきるとかそういうことは考えずに、マイルドに車体を立てて走るが、それでいていつも以上にスリリングであった。
どうせゆっくりなのでちょいちょい止まってみる。
顔振峠より手前にある史跡、「北向き地蔵」。シンプルな中にも何か曰くありげなネーミングが気になっていたので、路肩にバイクを停めてちょっと見てみた。
真言やら梵字やらが目立ち、通常以上に密教臭さを醸し出す地蔵。北向きの由来は、どこか北にある対になる地蔵と向かい合わせなのだとか。そもそもは、疫病が流行ったおりに厄払いのために建てられたそうで、やはりそこそこシリアスな縁起があったようだ。
せこく10円で自分の無事を祈り、 先へと進む。
路面は悪いのだが、雨を残し初夏の山は瑞々しく、グリーンラインの名に相応しい爽やかさ。静かな山がいいと思いつつ、モリワキの排気音を轟かせて走るというのがやはりライダーのカルマという奴ではないかと思ったりしつつ。
走っていてふと気づくと、道の端々にホタルブクロが咲いていた。都市部で育った自分には珍しい花でもあり、かつ、子どもの頃に読んだ「大きい1年生と小さな2年生」という童話でクエストのターゲットであったことから自分には印象深い花だ。あの童話に出てきた気の強い小さい2年生の女の子に少し憧れた1年生の自分は、「でも俺は小さい1年生だからダメだわ」と、本質的でない理由により早々にヒーロー願望を捨て去ったものであった。まあ、そんなことはどうでもよい。
どうでもよいと言えば、昔から山でたまに見かける謎の泡はなんなんだろう。
そんなこんなで、奥武蔵グリーンラインをひた走る。定峰峠近くあたりから多少路面はよくなったかな。そして、定峰峠の茶屋には今日もスポーツカーとバイクがエリア分けでたむろっていて、この前と同様の妙な空気を醸し出していたのでスルーした。なんなんだろうアレ、とは思うが・・・別に世の中に数ある「解明する必要のない疑問」のひとつだろうということネット検索もしないようにしておこう。愉快な答えは得られそうにないし。
せっかくなので秩父中心地まで抜け、武甲酒造で武甲を買う。この前、武甲正宗と飲み比べたが・・・やはり俺は武甲でいいかなと思った。正宗もうまいと思ったが、自分が武甲に求める味は無印のそれだ。ちょいダサと言っては悪いかも知れないけど、そういう味。いわゆる端麗で辛口でキレキレの、みたいなんじゃなく、わりと甘くて、それでいてすっとしていて、まさに武甲山を思わせるのですよ。よくわかんないけど(笑)
そこから道の駅あしがくぼへ。前回学習しており時間調整したので、ちょうど朝の弁当が仕入れられたところだった。みたらし団子5本で350円をお土産に買い、助六弁当を朝飯に買った。
助六は、独特で結構気に入った。
いなりは揚げが厚め、堅めで味も濃い。しかもかなり甘い。海苔巻きはかんぴょうのみが具だが、このかんぴょうもまた甘く濃い味。単調だし甘すぎるのだが、これが、外で食う弁当としてはけっこう美味い。特に、朝から走って空腹な状態にはぴったりだった。
あと、みたらし団子はコンビニのより一回り大きく、しかも材料が実にシンプル(上新粉、小麦粉、砂糖、醤油、くらいだったかな)でザ・団子という感じ。したがって、時間がたつと堅くなりもするのだが、俺はレンジで少し温めてやわらかくして食った。 妻は「硬いままがうまい」と言って温めずに食っていた。
・・・というか、食い物の話するなら写真くらいとっておけというものか。それは今度撮ろう。
帰りは、初めて県道53号を使った。グリーンラインよりは若干開けてるか?というくらいで走り良い道だったが、俺はさいたまに帰るのに青梅に出てしまうのが厄介だから、もうあまり行かないかなと思った。
53号に入るためには正丸トンネル手前で右折する必要があるのだが、間違えて赤沼トンネル手前で右折してしまった。すぐにゲートがあり引き返したのだが、その時に道の横の崖でトカゲを発見。
尻尾の青が消えるほど育った立派なトカゲは初めて見た気がする。念のため言っておくがカナヘビの話ではない。
こういうのを見つけると自分はテンションがちょっと上がる。
しばらくはしつこく秩父方面を走ろうかと思ってるが、徐々に帰りの国道が面倒になりつつあり、やっぱ帰りは高速使えるコースに出来ないかなと・・・。しかしなあ。自分の最寄は東北道浦和IC。関越の所沢まで帰ってきてもいまいち高速のメリットが薄いし。圏央道で東北道に回るというのもいささか迂回し過ぎではという気も・・・。
あと、最後に、Ninja250SLにおけるモリワキZEROのレビュー。
やはりエンストしやすくなった。今日は2、3回かなあ。アクセルを開けた状態から閉じてそのまま全閉→少し開けるのタイミングで止まりやすい。まあ、たいして困るタイミングじゃないし、慣れてくれば止まらなくなりそうな気もするのでまあいいか、と言う感じ。
抜けがいいんでしょうかね、やはり。それで空気を引っ張り過ぎてしまう?
パワー自体は、中速が少し力強くなっている気がする。というか、正確に言うと3000回転強くらいでのノッキングが出にくくなっていると思う。なので、回転を落としてコーナーをイージーに回る時の快適さは上がってる。開けてる時のパワー感は、正直わからん。
音についても同様で、3000回転強あたりでの音がわりとうるさくなっている。ばばばば!という破裂音がする。ちょっと湿った音で、個人的にはもうちょっとカラっとした音が好きかなとも思えるが、まあ細かいかなそれは。単気筒だとこういう音なのかなとも思うし。
不思議と吸気音がよく聞こえるようになった気がする。抜けがいいからではなく、排気音が変わって吸気音と混ざりにくい音になったからかなと思う。これはちょっと楽しい。
高回転時の音は、意外とノーマルと変わらない気がする(というか、ノーマルが回した時にはそこそこ唸ってたので)。
まあ、ともかく存在感のある音にはなったので、あとは慣れと愛着かなと言うところだ。
見た目については、もちろん非常に気に入ってる。
苅場坂峠にて。モリワキの不自然な色が山の景色に映えますw |
路面のコンディションが悪かったけど、またそういうのとは違うところで楽しめた。
5時に出ようと思っていたけど睡眠削り過ぎるのも問題なので5時起きに。飲み物くらい作ってこうと魔法瓶にアイスコーヒー作ったりしてたら発進が5時40分になってしまった。
とは言え、6時前に出ればやはりそこそこ空いている。
まずは鎌北湖まで一気に走る。だいぶこの道も慣れてきた。
雨のせいか、田んぼの取水が終わったからか、水量は前回より増えている。けど、やはりヘラ池だな。「まだ6枚」とかいう会話が聞こえたのでよく釣れてるのだろうか?ヘラの釣果の基準がよくわからないけど。
湖畔にて、持参のコーヒーをひとくち飲んで5分ほどだけ休憩して伸びなどして奥武蔵グリーンラインへと進む。
が、・・・少しは予想していたが、ここのところの雨のせいで路面に泥や枯葉が出ており、かつそれがねっちょりと湿っているので非常にグリップが心もとない。実際、二度ほどコーナーで泥を踏んでフロントが数cmスライドしたりした。
怖ろしいので、いつも以上の安全ペースで走る。バンクさせるとか回しきるとかそういうことは考えずに、マイルドに車体を立てて走るが、それでいていつも以上にスリリングであった。
どうせゆっくりなのでちょいちょい止まってみる。
顔振峠より手前にある史跡、「北向き地蔵」。シンプルな中にも何か曰くありげなネーミングが気になっていたので、路肩にバイクを停めてちょっと見てみた。
真言やら梵字やらが目立ち、通常以上に密教臭さを醸し出す地蔵。北向きの由来は、どこか北にある対になる地蔵と向かい合わせなのだとか。そもそもは、疫病が流行ったおりに厄払いのために建てられたそうで、やはりそこそこシリアスな縁起があったようだ。
せこく10円で自分の無事を祈り、 先へと進む。
奥武蔵グリーンライン |
路面は悪いのだが、雨を残し初夏の山は瑞々しく、グリーンラインの名に相応しい爽やかさ。静かな山がいいと思いつつ、モリワキの排気音を轟かせて走るというのがやはりライダーのカルマという奴ではないかと思ったりしつつ。
ホタルブクロ |
走っていてふと気づくと、道の端々にホタルブクロが咲いていた。都市部で育った自分には珍しい花でもあり、かつ、子どもの頃に読んだ「大きい1年生と小さな2年生」という童話でクエストのターゲットであったことから自分には印象深い花だ。あの童話に出てきた気の強い小さい2年生の女の子に少し憧れた1年生の自分は、「でも俺は小さい1年生だからダメだわ」と、本質的でない理由により早々にヒーロー願望を捨て去ったものであった。まあ、そんなことはどうでもよい。
どうでもよいと言えば、昔から山でたまに見かける謎の泡はなんなんだろう。
山で見かける謎の泡 |
そんなこんなで、奥武蔵グリーンラインをひた走る。定峰峠近くあたりから多少路面はよくなったかな。そして、定峰峠の茶屋には今日もスポーツカーとバイクがエリア分けでたむろっていて、この前と同様の妙な空気を醸し出していたのでスルーした。なんなんだろうアレ、とは思うが・・・別に世の中に数ある「解明する必要のない疑問」のひとつだろうということネット検索もしないようにしておこう。愉快な答えは得られそうにないし。
武甲酒造は安定のめんま |
せっかくなので秩父中心地まで抜け、武甲酒造で武甲を買う。この前、武甲正宗と飲み比べたが・・・やはり俺は武甲でいいかなと思った。正宗もうまいと思ったが、自分が武甲に求める味は無印のそれだ。ちょいダサと言っては悪いかも知れないけど、そういう味。いわゆる端麗で辛口でキレキレの、みたいなんじゃなく、わりと甘くて、それでいてすっとしていて、まさに武甲山を思わせるのですよ。よくわかんないけど(笑)
そこから道の駅あしがくぼへ。前回学習しており時間調整したので、ちょうど朝の弁当が仕入れられたところだった。みたらし団子5本で350円をお土産に買い、助六弁当を朝飯に買った。
助六は、独特で結構気に入った。
いなりは揚げが厚め、堅めで味も濃い。しかもかなり甘い。海苔巻きはかんぴょうのみが具だが、このかんぴょうもまた甘く濃い味。単調だし甘すぎるのだが、これが、外で食う弁当としてはけっこう美味い。特に、朝から走って空腹な状態にはぴったりだった。
あと、みたらし団子はコンビニのより一回り大きく、しかも材料が実にシンプル(上新粉、小麦粉、砂糖、醤油、くらいだったかな)でザ・団子という感じ。したがって、時間がたつと堅くなりもするのだが、俺はレンジで少し温めてやわらかくして食った。 妻は「硬いままがうまい」と言って温めずに食っていた。
・・・というか、食い物の話するなら写真くらいとっておけというものか。それは今度撮ろう。
帰りは、初めて県道53号を使った。グリーンラインよりは若干開けてるか?というくらいで走り良い道だったが、俺はさいたまに帰るのに青梅に出てしまうのが厄介だから、もうあまり行かないかなと思った。
53号に入るためには正丸トンネル手前で右折する必要があるのだが、間違えて赤沼トンネル手前で右折してしまった。すぐにゲートがあり引き返したのだが、その時に道の横の崖でトカゲを発見。
二ホントカゲ、だと思う |
尻尾の青が消えるほど育った立派なトカゲは初めて見た気がする。念のため言っておくがカナヘビの話ではない。
こういうのを見つけると自分はテンションがちょっと上がる。
しばらくはしつこく秩父方面を走ろうかと思ってるが、徐々に帰りの国道が面倒になりつつあり、やっぱ帰りは高速使えるコースに出来ないかなと・・・。しかしなあ。自分の最寄は東北道浦和IC。関越の所沢まで帰ってきてもいまいち高速のメリットが薄いし。圏央道で東北道に回るというのもいささか迂回し過ぎではという気も・・・。
あと、最後に、Ninja250SLにおけるモリワキZEROのレビュー。
やはりエンストしやすくなった。今日は2、3回かなあ。アクセルを開けた状態から閉じてそのまま全閉→少し開けるのタイミングで止まりやすい。まあ、たいして困るタイミングじゃないし、慣れてくれば止まらなくなりそうな気もするのでまあいいか、と言う感じ。
抜けがいいんでしょうかね、やはり。それで空気を引っ張り過ぎてしまう?
パワー自体は、中速が少し力強くなっている気がする。というか、正確に言うと3000回転強くらいでのノッキングが出にくくなっていると思う。なので、回転を落としてコーナーをイージーに回る時の快適さは上がってる。開けてる時のパワー感は、正直わからん。
音についても同様で、3000回転強あたりでの音がわりとうるさくなっている。ばばばば!という破裂音がする。ちょっと湿った音で、個人的にはもうちょっとカラっとした音が好きかなとも思えるが、まあ細かいかなそれは。単気筒だとこういう音なのかなとも思うし。
不思議と吸気音がよく聞こえるようになった気がする。抜けがいいからではなく、排気音が変わって吸気音と混ざりにくい音になったからかなと思う。これはちょっと楽しい。
高回転時の音は、意外とノーマルと変わらない気がする(というか、ノーマルが回した時にはそこそこ唸ってたので)。
まあ、ともかく存在感のある音にはなったので、あとは慣れと愛着かなと言うところだ。
見た目については、もちろん非常に気に入ってる。
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