二次エアキャンセルとも呼ばれますね。やってみました。6時間かかりました。
過去の愛車達は、ステッカーチューン()とかアルマイトのハンドルつけるとか、バックステップとかメッシュホースとか、盆栽とまで行かないまでも見た目メインのカスタマイズをよくしてましたが、このNinja250SLに限ってはなぜか、中身の地道なカスタムに走っています。レーサーでもないのに・・・。
とは言え、SLは元のパワーが小さいだけに、そこらのワインディングや高速道路でもすぐに限界性能が試せますから、そういうカスタマイズの変化がわかりやすくて楽しいというところもあります。なにせ、1速でも全開にしたら追い越しレーンペースに突入するような大型SSとは違い、Ninja250SLなら高速道路の流れ乗ってるだけで4速全開くらいできますしね。狭い峠でもレブリミットまで回せますし。
以下、取り付けレポートです。
* * *
さて、JMCA対応品ですがマフラーを変えて、吸気の通りをよくしてサブコンも入れたわけなので、インターネッツ界隈の常識からすれば次にやって然るべきなのはもちろん二次エアキャンセル。
俺はつい最近まで、そもそも二次燃焼的な仕組みの存在すら知らなかったが、メンテナンス系の日記など見ていればみんなさも当然のようにやっているので、俺もやっておこう。
とりあえず、Amazonで手頃なものが検索されたのでそれを買う。
なんで建築事務所が?など疑問はあったがまあどうでもよい。
商品ページにはNinja250SLという文字もあったが届いた商品には、KLX250とDトラッカーについてしか触れられておらずちょっと寂しかった。
サービス版の写真1枚の説明書を見ると、新品のガスケットを入れろとある。金曜日にそれに気づいたのだが土曜日に作業したかったので、Amazonで、選ばれし者(プライム会員)の特権を行使して液体ガスケットなるものを200円(送料無料)で購入。
土曜日は雨だったので日曜日に作業。本当は土曜に作業して日曜はツーリングと行きたかったが、仕事もあったし風邪っぽいしなのでまあ仕方ない。
日曜、朝10時過ぎに自宅の裏で作業開始。
まず、ともかくタンクを外す必要はあるだろうと思ったので、リヤからサイドのカウルやらシートやら外す。これはもう3度目くらいだから慣れたものだと思って、適当にネジを外しながら作業をしていて、左のサイドカウルを抉って外したら・・・
「パキ!」
と、いい音がして何かが弾け飛んだ。
サイドカウルの前端はグロメットでなくてフック状になっており、後ろに引かなければいけなかったのに、そのまま引っ張ってしまったのだった・・・。
カウル内側の部品は完全には欠損していないので何とか固定はまだ出来そうだし、外観には影響なさそうだが・・・ちょっと凹んだ。自分はこういう、調子にのってポカをすることがしばしばあるので、気を引き締めていかねばならない。自分を戒めよう。ああ、バイクはいろいろなことを教えてくれるなあ!(無理やりポジティブ解釈を頑張る)
そこからは改めてiPhone片手にあちこち検索しつつ、慎重に作業を進める。タンクが邪魔なので下ろしたが、実はタンクを下ろすなんて作業は初めてした。ホース抜いたらガソリンがダバダバ出てくるのじゃないか?と思っていたのだが、そんなことはない仕組みになっているようで素晴らしい。
結局、サイドカウルも外してここまで来てしまった。
最初の慢心から来た失敗以外は、せいぜいウィンカーのカプラーを外す時にちょっと勝手がわからずに戸惑ったくらいで、あとはわりと順調にというか、どこか割ったり傷つけたりはしないで作業できた。
なんか、ここまで外せるようになるともう何でも出来るんじゃないかという気がしてきた!俺もライダー歴20年を超えてついに「メンテナンスできるライダー」の仲間入りだ!すげえ!
ラジエーターの裏にNinja250SLの独自技術であるヒートマネジメントシステム(おそらく単に下に排気するファンというだけでは)が取り付けてあり、エンジン側の蓋のネジが回せない。
そこでさらにラジエーター周りのネジを全部外してブラブラ状態にして隙間を確保した。
が、さらに問題が。そのエンジン側の蓋の固定ネジが、8mmというちょっとバイクの手入れではそんなに使わないのではというサイズの頭で、手持ちのスパナが合わない。
なんかないかー・・・と、自分のささやかな工具入れの底を漁ったら、おそらく組み立て家具か何かのオマケであろう、プレス打ち抜きのようなチープなレンチが出てきた。これで何とか回してみる。
が、今度はそのネジが堅い。固着しているわけじゃなく回るのだが、回って緩んでも回すのにいる力が変わらない感じ。作業スペースが狭いのでしんどく、なかなか外せない。
さらに記憶をたどると、むかし自転車の整備用に買って、いまはたいがい部屋の椅子のネジが緩んだ時とかに使っている自転車用携帯工具があったことを思い出し、リビングから持ってきたらぴったりのソケットがあり、これでだいぶ楽にネジを回すことができて・・・
盲腸のようなものがごそっと外れた。
蓋の内側はリードバルブになっていて、なんか煤けてもいたので、どうやらここを通って空気がどうにかしていたりはするのだろう。
ガスケットが1枚張り付いたままになっている。せっかく張り付いているのでそのままにしておいてやることにした。
リードバルブを挟んでもう一枚のガスケットがあったので、そちらの両面に液体ガスケットなるものをたっぷり塗ってみた。液体ガスケット、なんてわかったように言っているが、これも俺は数日前までは存在すら知らず、使うのはもちろん初めてだ。
まあ、とにかく空気漏れを防いではくれるのだろうし、エンジン周り用と書いてあったので・・・たぶんこれでいいのだろうと。
AIキャンセルキット、といっても基本的にこの銀の蓋とネジだけだ。アルミの梨地になっていたのだが、黒い液体ガスケットがはみ出たのがくっついて、タオルで拭いても落ちなくなってしまったので何か汚らしくなってしまった。
まあ、どうせラジエーター戻してカウルつけたら見えないからいいや。
エアクリーナボックス側にも穴があったので、塞いでおく。この蓋がいちおう、キットの付属品だが、わりと適当な感じの蓋でゆるゆる。どこかで見たやり方に倣い、タイラップで締めておいた。
最初に外す時に折ってしまった、サイドカバー裏の留め具部分。橋状になっていたものが欠けてL字フック状になり、かつ根元にヒビが入っていた。
ので、困った時のセメダインスーパーXでヒビを埋めて、あと、ちょうど娘が百均の樹脂粘土でお菓子を作っていたので、クリームを少しもらって盛ってみた。まさに気休めwww
配線など間違えていないか、途中で何度か電源など入れてチェックしつつカウル類を戻して・・・
予想はしていたがやはりというか、二次エア導入装置の管の真ん中の機械部分に何かカプラーがつながっていて、それを外した都合かFI警告灯がついてしまう。まあ、警告灯がつくくらいならいいかなと思って、役に立たない部品は外してしまった。
FI警告灯というものが、エンジンかける時に光る以外に何かしているのを見たことはないし、実際にどこか壊れたらたぶん、警告灯がつかなくてもわかるだろう(エンジンかからないとかパワー出ないとか)。
二次エアキャンセルの効果はプラシーボレベルだという声もあるが、さてどうだろう?少なくとも燃焼室のすぐ横で一定の仕事をしていた部品がなくなったのだから、何かの変化は起きるはずと期待している。
個人的にはパワーアップとかより、「エンジンブレーキが弱くなる」という噂に期待している。アクセルワークが下手くそなのもいけないのだろうが、ちょっとエンブレが強すぎると感じることは多々あり、舗装林道の低速コーナー入り口などで、リヤブレーキ踏んでないのにリヤが滑るとか、普通のコーナーで旋回中に失速しすぎて切れ込むとかわりとあるので、エンブレがマイルドになってくれたら結構助かるなと。
そもそもアイドリングをもうちょっと高くしたいのだが、それってこのバイクでは出来ないのかなあ。
まあなんにせよ、ひとまず来週はどこかツーリング行って調子を見てみたいものだ。
先日、フロントタイヤの横の方が減りまくっていたという驚きの事実も発覚しているが、今日改めてよく見たらあと1mmか2mmくらいは使えそうにも見えたので、ちょっと気をつけつつ・・・これでタイヤダメになったら、今度はやはり前後セットでラジアルに変えようかなと思う。
過去の愛車達は、ステッカーチューン()とかアルマイトのハンドルつけるとか、バックステップとかメッシュホースとか、盆栽とまで行かないまでも見た目メインのカスタマイズをよくしてましたが、このNinja250SLに限ってはなぜか、中身の地道なカスタムに走っています。レーサーでもないのに・・・。
とは言え、SLは元のパワーが小さいだけに、そこらのワインディングや高速道路でもすぐに限界性能が試せますから、そういうカスタマイズの変化がわかりやすくて楽しいというところもあります。なにせ、1速でも全開にしたら追い越しレーンペースに突入するような大型SSとは違い、Ninja250SLなら高速道路の流れ乗ってるだけで4速全開くらいできますしね。狭い峠でもレブリミットまで回せますし。
買ったキットに「AIキャンセル」と書いてあるのでそれをタイトルにしました。 |
以下、取り付けレポートです。
* * *
さて、JMCA対応品ですがマフラーを変えて、吸気の通りをよくしてサブコンも入れたわけなので、インターネッツ界隈の常識からすれば次にやって然るべきなのはもちろん二次エアキャンセル。
俺はつい最近まで、そもそも二次燃焼的な仕組みの存在すら知らなかったが、メンテナンス系の日記など見ていればみんなさも当然のようにやっているので、俺もやっておこう。
とりあえず、Amazonで手頃なものが検索されたのでそれを買う。
なんで建築事務所が?など疑問はあったがまあどうでもよい。
商品ページにはNinja250SLという文字もあったが届いた商品には、KLX250とDトラッカーについてしか触れられておらずちょっと寂しかった。
サービス版の写真1枚の説明書を見ると、新品のガスケットを入れろとある。金曜日にそれに気づいたのだが土曜日に作業したかったので、Amazonで、選ばれし者(プライム会員)の特権を行使して液体ガスケットなるものを200円(送料無料)で購入。
土曜日は雨だったので日曜日に作業。本当は土曜に作業して日曜はツーリングと行きたかったが、仕事もあったし風邪っぽいしなのでまあ仕方ない。
日曜、朝10時過ぎに自宅の裏で作業開始。
まず、ともかくタンクを外す必要はあるだろうと思ったので、リヤからサイドのカウルやらシートやら外す。これはもう3度目くらいだから慣れたものだと思って、適当にネジを外しながら作業をしていて、左のサイドカウルを抉って外したら・・・
「パキ!」
と、いい音がして何かが弾け飛んだ。
サイドカウルの前端はグロメットでなくてフック状になっており、後ろに引かなければいけなかったのに、そのまま引っ張ってしまったのだった・・・。
カウル内側の部品は完全には欠損していないので何とか固定はまだ出来そうだし、外観には影響なさそうだが・・・ちょっと凹んだ。自分はこういう、調子にのってポカをすることがしばしばあるので、気を引き締めていかねばならない。自分を戒めよう。ああ、バイクはいろいろなことを教えてくれるなあ!(無理やりポジティブ解釈を頑張る)
そこからは改めてiPhone片手にあちこち検索しつつ、慎重に作業を進める。タンクが邪魔なので下ろしたが、実はタンクを下ろすなんて作業は初めてした。ホース抜いたらガソリンがダバダバ出てくるのじゃないか?と思っていたのだが、そんなことはない仕組みになっているようで素晴らしい。
結局、サイドカウルも外してここまで来てしまった。
最初の慢心から来た失敗以外は、せいぜいウィンカーのカプラーを外す時にちょっと勝手がわからずに戸惑ったくらいで、あとはわりと順調にというか、どこか割ったり傷つけたりはしないで作業できた。
なんか、ここまで外せるようになるともう何でも出来るんじゃないかという気がしてきた!俺もライダー歴20年を超えてついに「メンテナンスできるライダー」の仲間入りだ!すげえ!
ラジエーターの裏にNinja250SLの独自技術であるヒートマネジメントシステム(おそらく単に下に排気するファンというだけでは)が取り付けてあり、エンジン側の蓋のネジが回せない。
そこでさらにラジエーター周りのネジを全部外してブラブラ状態にして隙間を確保した。
が、さらに問題が。そのエンジン側の蓋の固定ネジが、8mmというちょっとバイクの手入れではそんなに使わないのではというサイズの頭で、手持ちのスパナが合わない。
なんかないかー・・・と、自分のささやかな工具入れの底を漁ったら、おそらく組み立て家具か何かのオマケであろう、プレス打ち抜きのようなチープなレンチが出てきた。これで何とか回してみる。
が、今度はそのネジが堅い。固着しているわけじゃなく回るのだが、回って緩んでも回すのにいる力が変わらない感じ。作業スペースが狭いのでしんどく、なかなか外せない。
さらに記憶をたどると、むかし自転車の整備用に買って、いまはたいがい部屋の椅子のネジが緩んだ時とかに使っている自転車用携帯工具があったことを思い出し、リビングから持ってきたらぴったりのソケットがあり、これでだいぶ楽にネジを回すことができて・・・
2次エア導入キット |
盲腸のようなものがごそっと外れた。
二次エア導入リードバルブ |
蓋の内側はリードバルブになっていて、なんか煤けてもいたので、どうやらここを通って空気がどうにかしていたりはするのだろう。
エンジンの穴 |
リードバルブを挟んでもう一枚のガスケットがあったので、そちらの両面に液体ガスケットなるものをたっぷり塗ってみた。液体ガスケット、なんてわかったように言っているが、これも俺は数日前までは存在すら知らず、使うのはもちろん初めてだ。
まあ、とにかく空気漏れを防いではくれるのだろうし、エンジン周り用と書いてあったので・・・たぶんこれでいいのだろうと。
銀の梨地の蓋 |
AIキャンセルキット、といっても基本的にこの銀の蓋とネジだけだ。アルミの梨地になっていたのだが、黒い液体ガスケットがはみ出たのがくっついて、タオルで拭いても落ちなくなってしまったので何か汚らしくなってしまった。
まあ、どうせラジエーター戻してカウルつけたら見えないからいいや。
エアクリーナボックス |
エアクリーナボックス側にも穴があったので、塞いでおく。この蓋がいちおう、キットの付属品だが、わりと適当な感じの蓋でゆるゆる。どこかで見たやり方に倣い、タイラップで締めておいた。
サイドカバーの裏 |
最初に外す時に折ってしまった、サイドカバー裏の留め具部分。橋状になっていたものが欠けてL字フック状になり、かつ根元にヒビが入っていた。
ので、困った時のセメダインスーパーXでヒビを埋めて、あと、ちょうど娘が百均の樹脂粘土でお菓子を作っていたので、クリームを少しもらって盛ってみた。まさに気休めwww
配線など間違えていないか、途中で何度か電源など入れてチェックしつつカウル類を戻して・・・
無事、FI警告灯が点灯www |
予想はしていたがやはりというか、二次エア導入装置の管の真ん中の機械部分に何かカプラーがつながっていて、それを外した都合かFI警告灯がついてしまう。まあ、警告灯がつくくらいならいいかなと思って、役に立たない部品は外してしまった。
FI警告灯というものが、エンジンかける時に光る以外に何かしているのを見たことはないし、実際にどこか壊れたらたぶん、警告灯がつかなくてもわかるだろう(エンジンかからないとかパワー出ないとか)。
二次エアキャンセルの効果はプラシーボレベルだという声もあるが、さてどうだろう?少なくとも燃焼室のすぐ横で一定の仕事をしていた部品がなくなったのだから、何かの変化は起きるはずと期待している。
個人的にはパワーアップとかより、「エンジンブレーキが弱くなる」という噂に期待している。アクセルワークが下手くそなのもいけないのだろうが、ちょっとエンブレが強すぎると感じることは多々あり、舗装林道の低速コーナー入り口などで、リヤブレーキ踏んでないのにリヤが滑るとか、普通のコーナーで旋回中に失速しすぎて切れ込むとかわりとあるので、エンブレがマイルドになってくれたら結構助かるなと。
そもそもアイドリングをもうちょっと高くしたいのだが、それってこのバイクでは出来ないのかなあ。
まあなんにせよ、ひとまず来週はどこかツーリング行って調子を見てみたいものだ。
先日、フロントタイヤの横の方が減りまくっていたという驚きの事実も発覚しているが、今日改めてよく見たらあと1mmか2mmくらいは使えそうにも見えたので、ちょっと気をつけつつ・・・これでタイヤダメになったら、今度はやはり前後セットでラジアルに変えようかなと思う。
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