秋の連休をシルバーウィークという呼び方もこの15年くらいのものだろうか?
なんにせよ今年は土日と被ってしまっていて、ただの3連休でしかない上に、季節外れの台風が列島縦断予定。かつ、仕事は溜まりに溜まっているので、連休に無理して出かけて風雨の中で憂鬱になっている人々を想像しつつ自宅でせっせと仕事にでも励もう、と思っていた。
のに、台風が思いの外に早く通り過ぎてしまってくれちゃったせいで、連休3日目は台風一過の快晴。こんなことなら最初の二日に頑張ってなんとか時間作っておけば良かった・・・。とも思ったが、やはりそういう余裕がないのが現状。
午前から昼過ぎまで仕事して一区切りつけ、少しくらいバイクに乗ろうかと思ったが、晩飯にはとんかつを揚げると言って肉も買ってあるので、やはり時間もなく。
しかたないので、暑い日中にとんかつの仕込みをしておいて、夕方から自宅の近所を1時間くらい走ってくることにした。足で。
自宅から少しだけ原付で移動し、 さいたま遺産(俺選定)であるところの広大な「見沼田んぼ」を走る。見沼代用水東縁の用水路沿いに沿って、散策・サイクリング向けの緑のヘルシーロード・・・とかそんな名前の遊歩道的なものが整備されているので、ここを走る。
ここは本気系ロードレーサーの自転車乗りも多いし、ママチャリサイクリングの家族も多い。散歩の老人。それに、今日の俺と同じランナーも多い。ただ、皇居あたりと違って、若い女性のランナーというのはまず滅多に見ることはない。なので、タイツで汗を流しながら喘ぎ喘ぎ走るお姉さんのケツを追いかけたいというような邪な心持ちで走るとすこぶる退屈な場所だが、それ以外の目的で走るには最高に近い。
用水路の桜並木の下、まともな車道はほぼ通らないので信号も少なく、ペースを保って走ることができる。用水路は清流とは言えないが、ドブ川でもない。一応は底まで見える透明度があり、 魚や亀や鴨、その他の水辺の鳥に昆虫なども見える。
反対側はひたすら田んぼで、この時期はすでに実って収穫に入っているところもある。まだ収穫前で水を抜いていない田もあり、その中から大きな白い鷺が舞い上がることもある。桜並木は春はもちろん美しいが、その足元が自然の土手であり、そこに誰かが野草を植栽しているようで、季節ごとに様々な花が咲く。夏にはヤブカンゾウのオレンジ色の花が並んでいたが、いまは写真の通り、曼珠沙華(ヒガンバナ)が満開だ。その花に、キアゲハやクロアゲハ、カラスアゲハなど様々な種類の大きな蝶が優雅に蜜を吸いにやってきている。黒い羽と緑色の金属光沢のある細い体の蝶トンボ、アキアカネ、そういった虫もまだいるが、コオロギの鳴く声もするし、やはり秋の夕暮れだ。
時折、ひぐらしの鳴く声が響くのは、夕方の斜光に透かしてみえる彼岸花の群落と相まって何とも言えない郷愁を誘う。・・・一歩間違うと、連続怪奇殺人事件の舞台になりそうな雰囲気と言えなくもないが(笑)
そんなこんなで、久々にやってみればなかなか楽しく、8kmほどを走って終わりにした。
ランニングはここ数年、運動不足解消のために始めたもので、こつこつと続けていて、去年の今頃は「一度くらいフルマラソンでも出てみようかな」とか思うほどだった。
のだが、ここのところ本当に仕事が大変で、前回走ったのが2ヶ月ぶりなのに、今日も走ったのは2ヶ月ぶり。この5月から急激に忙しくなったというわけか。
それでも、やはり走っているといつもとは違う感じで脳が動作する気はする。特に俺はこういうコースを走っているせいだろう、季節の景色の中に、前にそれを見た時の自分の感情も同時に思い起こすところがある。
いろいろと簡単には行かないし、何やってんだ俺はと思うこともあるが、ああ、なんだかんだいって着実に状況が変わって来ているのだなと。
唐突だが、このブログのネタでもあるNinja250SLというバイク、俺はそこまで好きで選んだわけではない。初代の型落ちがメーカー在庫処分価格になっており、29万円で新車が買えたから選んだのだ。逆に言えば、他のものを選べる金が当時なかったし、それでもいろいろ煮詰まっていて、何か息抜きの道具が欲しいという気分もあり、「このバイク買えないと俺、鬱になっちゃうかも」と妻を半ば脅すような理屈で説得して購入したという経緯がある。
俺にとって、俺のNinja250SLはある意味、自分の苦境の象徴である。見るたびに、「金なかったんだよなあ・・・」と思い出す。だが、今となってはそれが気に入っているところもある。
・・・まあ、そんなこんなで二次エアキャンセルキットをAmazonで発注済みなので、楽しみだ。これから11月いっぱいくらいはツーリングのシーズン。事故に気をつけて楽しみたいところだ。
けど、やはり運動不足も痛感したので、なんとか生活リズムを作ってちょっと体も鍛えねば・・・ 体重は増えてないけどなぜか腹が出てきた気がする・・・。
なんにせよ今年は土日と被ってしまっていて、ただの3連休でしかない上に、季節外れの台風が列島縦断予定。かつ、仕事は溜まりに溜まっているので、連休に無理して出かけて風雨の中で憂鬱になっている人々を想像しつつ自宅でせっせと仕事にでも励もう、と思っていた。
のに、台風が思いの外に早く通り過ぎてしまってくれちゃったせいで、連休3日目は台風一過の快晴。こんなことなら最初の二日に頑張ってなんとか時間作っておけば良かった・・・。とも思ったが、やはりそういう余裕がないのが現状。
午前から昼過ぎまで仕事して一区切りつけ、少しくらいバイクに乗ろうかと思ったが、晩飯にはとんかつを揚げると言って肉も買ってあるので、やはり時間もなく。
しかたないので、暑い日中にとんかつの仕込みをしておいて、夕方から自宅の近所を1時間くらい走ってくることにした。足で。
自宅から少しだけ原付で移動し、 さいたま遺産(俺選定)であるところの広大な「見沼田んぼ」を走る。見沼代用水東縁の用水路沿いに沿って、散策・サイクリング向けの緑のヘルシーロード・・・とかそんな名前の遊歩道的なものが整備されているので、ここを走る。
ここは本気系ロードレーサーの自転車乗りも多いし、ママチャリサイクリングの家族も多い。散歩の老人。それに、今日の俺と同じランナーも多い。ただ、皇居あたりと違って、若い女性のランナーというのはまず滅多に見ることはない。なので、タイツで汗を流しながら喘ぎ喘ぎ走るお姉さんのケツを追いかけたいというような邪な心持ちで走るとすこぶる退屈な場所だが、それ以外の目的で走るには最高に近い。
用水路の桜並木の下、まともな車道はほぼ通らないので信号も少なく、ペースを保って走ることができる。用水路は清流とは言えないが、ドブ川でもない。一応は底まで見える透明度があり、 魚や亀や鴨、その他の水辺の鳥に昆虫なども見える。
反対側はひたすら田んぼで、この時期はすでに実って収穫に入っているところもある。まだ収穫前で水を抜いていない田もあり、その中から大きな白い鷺が舞い上がることもある。桜並木は春はもちろん美しいが、その足元が自然の土手であり、そこに誰かが野草を植栽しているようで、季節ごとに様々な花が咲く。夏にはヤブカンゾウのオレンジ色の花が並んでいたが、いまは写真の通り、曼珠沙華(ヒガンバナ)が満開だ。その花に、キアゲハやクロアゲハ、カラスアゲハなど様々な種類の大きな蝶が優雅に蜜を吸いにやってきている。黒い羽と緑色の金属光沢のある細い体の蝶トンボ、アキアカネ、そういった虫もまだいるが、コオロギの鳴く声もするし、やはり秋の夕暮れだ。
時折、ひぐらしの鳴く声が響くのは、夕方の斜光に透かしてみえる彼岸花の群落と相まって何とも言えない郷愁を誘う。・・・一歩間違うと、連続怪奇殺人事件の舞台になりそうな雰囲気と言えなくもないが(笑)
そんなこんなで、久々にやってみればなかなか楽しく、8kmほどを走って終わりにした。
ランニングはここ数年、運動不足解消のために始めたもので、こつこつと続けていて、去年の今頃は「一度くらいフルマラソンでも出てみようかな」とか思うほどだった。
のだが、ここのところ本当に仕事が大変で、前回走ったのが2ヶ月ぶりなのに、今日も走ったのは2ヶ月ぶり。この5月から急激に忙しくなったというわけか。
それでも、やはり走っているといつもとは違う感じで脳が動作する気はする。特に俺はこういうコースを走っているせいだろう、季節の景色の中に、前にそれを見た時の自分の感情も同時に思い起こすところがある。
いろいろと簡単には行かないし、何やってんだ俺はと思うこともあるが、ああ、なんだかんだいって着実に状況が変わって来ているのだなと。
唐突だが、このブログのネタでもあるNinja250SLというバイク、俺はそこまで好きで選んだわけではない。初代の型落ちがメーカー在庫処分価格になっており、29万円で新車が買えたから選んだのだ。逆に言えば、他のものを選べる金が当時なかったし、それでもいろいろ煮詰まっていて、何か息抜きの道具が欲しいという気分もあり、「このバイク買えないと俺、鬱になっちゃうかも」と妻を半ば脅すような理屈で説得して購入したという経緯がある。
俺にとって、俺のNinja250SLはある意味、自分の苦境の象徴である。見るたびに、「金なかったんだよなあ・・・」と思い出す。だが、今となってはそれが気に入っているところもある。
・・・まあ、そんなこんなで二次エアキャンセルキットをAmazonで発注済みなので、楽しみだ。これから11月いっぱいくらいはツーリングのシーズン。事故に気をつけて楽しみたいところだ。
けど、やはり運動不足も痛感したので、なんとか生活リズムを作ってちょっと体も鍛えねば・・・ 体重は増えてないけどなぜか腹が出てきた気がする・・・。
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