スキップしてメイン コンテンツに移動

タイヤを発注。ついでに6000km後のレビュー。

しばらく前からやばいやばいと思っていたタイヤ。


真ん中がほぼスリックの攻撃的なパターン、ではない。Ninja250SL乗っている人ならおなじみの真ん中の溝が、綺麗さっぱり消失しているのだ。

一番端っこのところはまだ新品でモッタイナイwwwが、こないだのツーリングでは、さして砂もなさそうだったのに加速中にズ!とリヤが流れることがあったり、コーナーに向けてブレーキ中にダダダ!とリヤが暴れることがあったりというのも、頻度が増えていたように感じたので、やっぱりちょっともうこれでツーリングには行けない。

まだ、6000kmかそこらしか走ってないのに・・・。こんなもんだったか?バイクのタイヤ寿命って。

で、ちょっといいラジアルでも入れてみようかとか思ったりもしたけど、フロントはまだバッチリ溝があるし、 自分、金、ないんで!

普通に後ろだけ同じ銘柄で入れ替えることにしました。で、少し前からあちこち値段聞いてみたりしていたのだけど、驚きの事実として、二輪館はもちろん、購入したバイク屋でさえこの純正タイヤの扱いがない?

このタイヤ、ダンロップのTT900というもの。TT900GPではなく、TT900。これが東南アジアあたりでは売っている?とかOEM専用品とかなんか微妙な情報はあったけど、ともかく日本では扱っていないらしい。確かに、ダンロップのサイトにも載ってないし、店が使うタイヤ総合カタログにも載っていない。

まあ、同じパターン・サイズのTT900GPがあるので、ひとまずそれにしておくが・・・・結果的にはグレードアップして、「バイアス最強」の誉れ高い(らしい)タイヤになるわけだ(リヤだけだけど)。

コンパウンドがいくらか柔らかいのだろうと思うので、少し楽しみではある。


ツーリングに行けてないので、1年乗ってのレビューでもしてみます。かんたんに。

  1. 車体
     軽いし細いし椅子も低いので、すこぶる楽です。荒れた路肩で止めようとしたら足元が抉れてて車体が大きく傾いたりしても気合で立て直せます。
  2. 燃費
     良いです。アイドリングみたいな回転で走っても、高速走っても、舗装林道で唸りを上げて走っても、だいたい30km/Lというわかりやすい燃費です。どうせ燃費が同じなので、普段から回転は上げて、アンチ・エコドライブで走ってます。それでも実際にはアンチ・エコでもないという気楽さが最高です。
  3. 見た目
     ステッカーのデザインは飽きますが、造形はなかなか飽きがきません。秀逸です。
  4. パワー
     ないですけど、不足も感じないです。峠道では開ければそれなりに走りますし、高速道路では、パワー不足ゆえに、ちょうど捕まらない程度のスピードに自動的に抑えられるという便利機能になってます。捕まるスピードで走ってる車には煽られますが、そうでない普通の追い越し車線の流れには乗れます。
  5. コーナリング
     面白いです。椅子の後ろの方に乗った方がよく曲がるというのを最近発見しました。理由はいろいろあるのでしょうが、ともかく後ろめいっぱいくらいに座るのが具合いいです。
  6. ポジションなど
     振動があるという話が多いですが、個人的にはあまり感じません。ステップはゴムなしにしてますし、グリップも普通のですが。もちろん、揺れてはいますよ。けど、困るとか痺れるとかはないです。腰や肩もさして苦しいとは思いません。そもそも、シートの後端に座らない限りはたいした前傾でもないですし。
  7. 総合
     ツーリングで細い峠を走っていると、自分よりスペックが低いのはモンキー集団とかスクーターとかくらいですから、それ以外のバイクに追いつくとそれだけで不思議といい気分です。逆に大型に抜かれても悔しくもないw。便利です。
     Uターンが楽なので気楽に細い道にも入れますし、挙げ句の果てにダートも多少は走れます。もともとは、1年くらいで仕事が軌道にのってお金が儲かり、MT07でも買おうと思っていて、それまでの間に合わせとして安いから買っただけのバイクでもありますが、最近気に入ってしまって、当面これでいいやと思っています。・・・儲かってないという現実もあるにはあるけど。

あとは・・・・。

なんとなくあちこち見てると、Ninja250SLについてのネガティブな意見としては以下のようなものが。


  • 振動がすごい
  • 音がダサい(芝刈り機とか耕運機みたい)
  • トルクがない、パワーがない

まあ、250単気筒のわかりきった特徴を言っているだけのような気がして、上記のようなことをレビューで得意になって言ってもしょうもないのでは・・・という気もするし、事実としては一定は当たってるとも言えるかなあ。

けど、やはり個人的には、

  • 振動はぜんぜん大したことない。低い回転域で振動の大きいところがあるので、その辺でダラダラ走ってたら振動が気になるのかも知れない。けど、250なんでもっと回せばいいじゃない?と思います。
  • 音はまあ、特にアイドリングあたりはかっこいい音じゃないですね。ノーマルマフラーは特に。でもパワーバンドに入ればそれなりにけたたましくて楽しい音でもあります。リッターSSでパワーバンドに入れて走るのは技量がいるでしょうが、SLなら余裕ですから、そうしていればいいのです。
  • トルクとかパワーは・・・そりゃねえよ!250cc単気筒、4サイクルですよ?そんなびっくりするほどパワーあったらむしろ驚くwww
    けど、自分の中ではSLは「ゼロヨンの速いバイク」であって、まあそこらの道でお互い全力で勝負するわけでないにしても、信号からの発信で他車にひけをとることはそう頻繁にはないように感じています。フロントがわずかに離陸することもあるくらいの加速力はあるし。もちろん、ローパワーで高回転型にしてあるのだから、最初から高めの回転でつなぐような配慮は必要で、ダラダラと教習所のようなクラッチミートをしてから一生懸命アクセル捻ったってダメです。
    ・・・ちなみに、俺の「ゼロヨン」は「0-4m」です。400mではありません。

まあ、なんというか、なんでしょうね?自分にとってはわりと買う前の期待値を超えてびっくりするほど面白いバイクで、特に細い峠道で前方に大型バイクとか旧式の2ストレーサーレプリカを発見した時などは心が躍るのですが、なんでしょうね?そういう感性をもつ人には最高にオススメのバイクです!もうすぐ販売終了だけどね!


コメント

このブログの人気の投稿

Ninja250SLのパワーアップ

先々週、テム・レイの回路的な何か(imap)を組みこんだ我がNinja250SL。 もちろん、その効果を確認するべき最高のステージとしては、このバイクを購入以来何度となく走っている奥武蔵グリーンラインをおいてない、そこで、それがどんな道なのかよくわかっていないままに迷い込んでしまってキリのない低速コーナーと狭い道幅と荒れた舗装に四苦八苦している大型バイクをいかに爽やかにカモれるかという嫌らしい方法で確認するよりない、とそう思っていた。 だが、どうやら最近の気象予報士は梅雨が「あける」という言葉の意味を知らないか意図的に曲解しているに違いないと思わせるほどにここのところ関東の天候はグズグズとぐずついており、朝5時半に起床して外をみると鉛色の空と、iPhoneの天気アプリが示す「午後は突発的な強い雨と落雷に注意」みたいな警告に二度寝を決める週末が続いていて、はたしてあの回路はうまいこと作用しているのかいないのか、悶々とした日々が続いている。 ということで、今日は朝飯を食ったあと、ツーリングとはいかないまでも、雨が降り始めたらすぐに帰ってこられる近所での試走くらいはと思い、ちょっとだけ走ってきた。 結論から言えば、imapは効くね!テムレイの回路とか言ってゴメンよ!という感じでした。 久喜の田んぼ。中央に白鷺が。

Ninja250SLに強化回路を搭載

禁断の領域に手を染めてしまった気分である。

Ninja250SLのAIキャンセル

二次エアキャンセルとも呼ばれますね。やってみました。6時間かかりました。 過去の愛車達は、ステッカーチューン()とかアルマイトのハンドルつけるとか、バックステップとかメッシュホースとか、盆栽とまで行かないまでも見た目メインのカスタマイズをよくしてましたが、このNinja250SLに限ってはなぜか、中身の地道なカスタムに走っています。レーサーでもないのに・・・。  とは言え、SLは元のパワーが小さいだけに、そこらのワインディングや高速道路でもすぐに限界性能が試せますから、そういうカスタマイズの変化がわかりやすくて楽しいというところもあります。なにせ、1速でも全開にしたら追い越しレーンペースに突入するような大型SSとは違い、Ninja250SLなら高速道路の流れ乗ってるだけで4速全開くらいできますしね。狭い峠でもレブリミットまで回せますし。 買ったキットに「AIキャンセル」と書いてあるのでそれをタイトルにしました。 以下、取り付けレポートです。