スキップしてメイン コンテンツに移動

ラーメンツーリングやってみた

今週こそキャンプと思っていたが土曜がひどい天気。

山登りのアタックのためとか、果てしなく遠くに行くためとかにキャンプするわけではなく、キャンプのためにキャンプするのだから天気の悪い日にはやりたくない。

なので、2週連続で秩父へショートツーリングと相成った。


そこらの気で湯を沸かす


せめてキャンプ気分を味わうために、ヤカンだけ持っていってラーメンを作って食うことにした。

火種としては、この前のキャンプでもまったく活躍しなかったネイチャーストーブ。使わなかったわけではない。使ったが役に立たなかったのだ。

でも、ガスカートリッジなどタンクバッグに入らないし、湯沸かしくらいなんとかなるだろとこのストーブ一本で行くことに。


というか、朝起きた時はすごく怠くて、正直なところツーリングという気分でもなかった。飲み過ぎというほど飲んでもいなかったのだが・・・。

こういう、どうもバイクに乗り気じゃない時って危ないんだよなとちょっと思ったが・・・、最近仕事も忙しいので、家にいるとたぶん仕事しちまうなと思い、気分転換のためにともかく秩父へ向かうことに。

ちょっとぼーっとして気分が乗り切らないが、まあ慣れた道なので走ってれば鎌北湖。途中のファミマでコーヒーも飲んでカップヌードルカレーも買った。

鎌北湖の手前で前方にGSX-Rが。どう見てもグリーンラインに行くのだろうが、しきりにナビを見てる様子で道に迷ってる風でもある。開けたところで端に寄ってくれていたので抜いて、俺は慣れた道を進む。

鎌北湖を過ぎて、顔振峠の案内に従い林道に入る。晴れているが、路面に水分が多めで、泥や木屑は滑りやすそうだ。気をつけないといけない。

特に、グリーンラインは鎌北湖から入ったあたりがわりと路面が荒れ気味というか、日陰で水と泥が多い。ブラインドコーナーを抜けたら泥、というところも何箇所かある。

が、先週も来てるし、というかもう何度も来てるので、走ってると「あー、ここ確か泥あるとこだ」とわかる。俺も慣れたものだなと。知らない人は泥踏んで転ぶかもな今日は特に・・・俺は、泥ゾーンの配置攻略済みだから大丈夫だけど!

と、盛大にフラグを立てながら軽快に走り、その泥ゾーンで・・・

思い切りコケました



この写真の奥側から走ってきます。侵入側には乾いているシングルトラック状態の部分があります。速度をある程度落として、ここを的確に走りました。

で、コーナー回ると前方に泥があるので、アクセルは開けずに惰性でするっと回る程度に・・・と思いきや。いつにも増して、泥が特盛り状態。

しかも、写真中央のあたりで、シングルトラック状態も途切れて泥が道路全幅を横断。これが湿っていて、ヌルヌルと滑る!

わりと速度は落としてましたよ。けど、「知ってる」という気持ちがあったからでしょうかね。泥を踏み越えざるを得ない時点で、バイクが直立は出来ていない速度ではありました。

どうにもならないのでそのまま身を固くして泥を踏み超えるべく。幸い、シート後端に座るポジションで乗っていからか、フロントは若干滑ったものの持ちこたえた!行ける!と思った瞬間、リヤがズルッと大きく滑り。ドリフト状に向きが変わってオーバーステア的に写真真ん中の泥帯にフロントが突入。これがまた深い!タイヤが埋まり減速する反動でフロント荷重に、と思った瞬間、フロントがズルッと滑り・・・Ninja250SL、初の転倒・・・!!

うげえ、と思っていると先ほどのGSX-Rの方がコーナーに。手を振って合図をしたら止まってくれ、バイクを起こすのを手伝ってくれました。

怪我はなかったものの、気を落ち着かせるために煙草を点けて一休みすることしたら、「付き合いますよ」と言ってくださり、しばし雑談をしました・・・・いや、本当にありがとうございます。バイクの転倒自体は多い方ではあるのだけど、やはりこういう時には多少なりとも気が動転するので、落ち着く時間を得られたのは助かりました。


Ninjaは派手に泥々だったけど、その深い泥のおかげか、泥を落とすと意外にダメージは少なそうで助かった。ただ、俺の服はひどく泥だらけで、飲食店など入れる雰囲気でもない。

それと、右のウィンカーが破損していて点灯しなくなっていたので、あまり道路を走り回れる状況でもない。

なのでこの日は大人しく、白石峠からそのまま都幾川へ抜けて帰ることにした。


都幾川に降りる途中で湧き水があるのを知っていたから、そこで水を汲んで、 枯れた沢のほとりでネイチャーストーブに点火し湯を沸かす。

今日はひどい目にあったが、せめてラーメンくらい食いたいわ、と。

ただ、やっぱこのストーブはダメだな。何せ小さすぎるのだと思う。火が着いても一瞬で燃え尽きてしまう。それにそこらの木はやっぱり煤がスゴイ。ヤカンがきったなくなるのが嫌でホイルで包んでいたからか、そこそこの時間頑張って燃やしたけどお湯は熱めの風呂程度にしかならなかった。




けど、カップヌードルは、3分と言わず5分くらい待ってみたら普通に柔らかく戻っていたので良かった。けど、面倒くさいし煤くさいから、もうこのストーブは使わない予定だ。

大人しく、何か違うアイテムをゲットしよう。エスビットとか・・・。


家に着いてから、妻にダメージを気取られないように(乗るなと言われる原因になるので)素早く衣類を脱ぎ、泥だらけのズボンを洗濯機に放り込み自ら洗う。それはさながら、思春期の少年が朝にパンツを洗うかのようにこっそりと。

それから庭でバイクの泥を落とし、ウィンカーを観察。なぜかレンズ内にも泥が詰まっている状態だったが、傷は入っているが原型は止めている。レンズを外して綺麗にして、バイク用品店で球を600円ほどで買ってきて組み立て直したら見事に復活した。

ウィンカーがめり込んだ箇所のカウルが割れていたが、これはカウルを外し、内側からゴムハンマーで叩いたらそこそこ平らになった。あとはステッカーでも貼って誤魔化そうか・・・。

今度の週末は天気が良いようだから、是が非でもバイクは直しておく必要があったのだ。
が、他、さすがにちょこちょこ小傷はあるが、エンジンは無傷、マフラーも傷は端っこだけ。レバー、ステップ等も少し角が削れた程度と、思いの外にダメージが軽かったのは不幸中の幸いか。


ま、みなさんもアレですよ。事故は近所で起きるとかそういう。慢心が事故を呼びますね・・・。

本当に俺はよく転ぶ方で、3年ほど乗って一度も転んでいないバイクってこのNinja250SLが初めてで、それがわりと嬉しかっただけに今回はちょっとショッキング。

けど、まあ、このくらいで済んだというのをラッキーと捉えて、またますます気を引き閉めて安全運転を心がけないといけないな。

最近、セパハンだけどダートも走れるとか言ってちょっと調子乗ってた感は否めないし・・・。

コメント

このブログの人気の投稿

Ninja250SLのパワーアップ

先々週、テム・レイの回路的な何か(imap)を組みこんだ我がNinja250SL。 もちろん、その効果を確認するべき最高のステージとしては、このバイクを購入以来何度となく走っている奥武蔵グリーンラインをおいてない、そこで、それがどんな道なのかよくわかっていないままに迷い込んでしまってキリのない低速コーナーと狭い道幅と荒れた舗装に四苦八苦している大型バイクをいかに爽やかにカモれるかという嫌らしい方法で確認するよりない、とそう思っていた。 だが、どうやら最近の気象予報士は梅雨が「あける」という言葉の意味を知らないか意図的に曲解しているに違いないと思わせるほどにここのところ関東の天候はグズグズとぐずついており、朝5時半に起床して外をみると鉛色の空と、iPhoneの天気アプリが示す「午後は突発的な強い雨と落雷に注意」みたいな警告に二度寝を決める週末が続いていて、はたしてあの回路はうまいこと作用しているのかいないのか、悶々とした日々が続いている。 ということで、今日は朝飯を食ったあと、ツーリングとはいかないまでも、雨が降り始めたらすぐに帰ってこられる近所での試走くらいはと思い、ちょっとだけ走ってきた。 結論から言えば、imapは効くね!テムレイの回路とか言ってゴメンよ!という感じでした。 久喜の田んぼ。中央に白鷺が。

Ninja250SLに強化回路を搭載

禁断の領域に手を染めてしまった気分である。

Ninja250SLのAIキャンセル

二次エアキャンセルとも呼ばれますね。やってみました。6時間かかりました。 過去の愛車達は、ステッカーチューン()とかアルマイトのハンドルつけるとか、バックステップとかメッシュホースとか、盆栽とまで行かないまでも見た目メインのカスタマイズをよくしてましたが、このNinja250SLに限ってはなぜか、中身の地道なカスタムに走っています。レーサーでもないのに・・・。  とは言え、SLは元のパワーが小さいだけに、そこらのワインディングや高速道路でもすぐに限界性能が試せますから、そういうカスタマイズの変化がわかりやすくて楽しいというところもあります。なにせ、1速でも全開にしたら追い越しレーンペースに突入するような大型SSとは違い、Ninja250SLなら高速道路の流れ乗ってるだけで4速全開くらいできますしね。狭い峠でもレブリミットまで回せますし。 買ったキットに「AIキャンセル」と書いてあるのでそれをタイトルにしました。 以下、取り付けレポートです。