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Ninja250SLで行く前日光紅葉の林道めぐり

はとバスツアー的なタイトルを付けてみました。
天気が何とかなりそうでかつ家庭の予定もなかったので、まさかの2週連続日光ツーリング。その前の週のドライブも入れたら三週連続日光。

前回、10月15日にはまだ高所でわずかに色づく程度だった紅葉が、なかなか見ごろになっていました。



そしてまた存分に、Ninja 250SLの林道適性を試しつつ、今回は「そばを複数回食う」というテーマも掲げてのツーリングです。

帰ってきての感想としては、2週続けて同じ場所(日光)に同じこと(ツーリング)をしにいくという行為にルーチンということは何もないということが実感できる良いツーリングでした。

以下、その詳細。




 前回、秋だとしてもちょっと気の早い寒さに震えながらの日光ジンギスカンツーリングの後、疲れのためか若干体調を崩した。週明けから体がだるく、頭が重く、口角が荒れて食欲がない。さすがに疲れたなあ、なんて思っていたのだが、木曜くらいからすこぶる体調がよくなってきて、仕事をしながら窓の外の日差しを見ていると、バイクに乗りたくて仕方なくなってきた。

 歴史の浅いさいたま人の俺が前回気付いた、「ツーリングで日光に行くなら東北道いらない」コースが気に入ったのと、前回の具合からすると紅葉も見ごろそう、しかも栃木は天気も良い予報ということで、またもや日光に。今回はソロで。

 朝は7時少し前に家を出た。やはりR122は多少車が多いものの、ロードサイドの店舗が開店前dからか、まだ渋滞には至らずに快調に走ることが出来る。
 小一時間で道の駅はにゅうに到着。前週より寒くないが、やはりヒートテック+Tシャツ+3シーズンジャケットでは寒く、一昨日衝動買いしたユニクロのウルトラライトダウンのチョッキを着込む。なかなか暖かくてよい感じで、煙草を一本つけてすぐに出発した。

 次の目的地は道の駅くろほねやまびこ。
 しかし、その道すがらが寒い。少し標高が上がったせいもあだろうが、それだけではない理由があった。
 実は今回は寒さ対策のために昔リサイクルショップで発掘した防風デニムを装備。だがこれが寒い。なぜか。確かに生地は防風しているようだ。だが、ふつうにストレートのシルエットなので裾から風が入り、結局足が冷える。自分はいつもはスキニーのジーンズを履いているので、これが計算できておらず短めの靴下で来てしまったのも事態を悪くしている。足が非常に寒い。途中でダイソーを発見し、「靴下を100円で買い、先を切ってレッグウォーマー化する」という作戦を思いつくも、時間が早過ぎて開店してない。
 諦めて再出発しようとした時、万一荷物が増えた時のためにタンクバッグに入れてあったコンプレッションベルトの存在を思い出す。これをすそにグルグルと巻き付けて留め、ショートブーツにイン。結果は上々で、足首から膝辺りまできていた冷気がシャットアウトされ、非常に快適になった。

 さて、それで調子よくR122を走る。桐生のあたりでは何度も分かれ道などあるが、二度目なのでたいして迷わなずさくさく進む。家を出て2時間ほどで道の駅くろほねやまびこに到着した。

 ここで朝飯を食いたいところだが、例によって食堂がまだ開いてない。そこで前回同様に地元婦人部の直売テントへ。

道の駅くろほねやまびこの団子

 予定調和的に、先週見送って後悔した黒保根団子(俺がいま勝手に命名)を購入。160円。蒸しパン系生地の団子に餡子、ここまでは普通によくある団子だが、その中にゆで卵が丸ごと入ったお腹満足の一品だ。
 断面の見た目は面白い。だが、味を想像すると、「なぜ卵入れた?」という疑問を持たざるを得ない。そして実際にこれをかじってみると、・・・・「なぜ卵入れた?」という疑問はますます深まった。ただ、非常に腹には溜まる。団子一個と缶コーヒーでかなりのエネルギーを補給した気になった。というかたぶん、気のせいではないだろう。ふつうにでかかったし。
 ま、まじめに味を語ると、生地と餡子はうまかった。ゆで卵は、見た目通りにゆで卵でしかない味と食感だったが、それはまあそうだろう。団子全体としてけして不味いということもないのだが、たぶん、ゆで卵を別添えにして塩も添えてくれたらより美味いかも知れない。

 黒保根を出てから、足尾銅山を目指す。

 いいペースで122号線を流す。と途中の何か展望駐車場的な何かの奥でで警官的な人物が数名、ライダーと何か話しているのがふと視界に入った。なんかやってんのかな・・・、なんて思ってしばらく走っていると、トンネルの手前に白バイが待ち構えているではないか!
 別に俺だけではないだろうが、法定速度以下で走っているかと言われれば答えはノーなワケで、しかし皆やってるから俺もやったが通じない相手が彼らなワケなので、何もない直線でとっさにブレーキ。キュキュ!とタイヤが鳴ったりしたが、まあバレバレだろうが儀式的だろうが何だろうが、白バイの目の前は法定速度程度で通過するというマナーが大事なわけだ・・・。

 一瞬ドキッとしたが、何事もなく無事に進み、足尾エリアへ。

 足尾あたりの渓谷もはっきりと色づき始めている。見ごろは来週くらいなのだろうか?



足尾銅山に行ってみたくて、ツーリングマップルで「足尾銅山跡」と書いてある場所(P62E5)を探す。銅山観光だの資料館だのは、興味ないわけではないが、いかんせん料金も高いし今は遠慮しておく。俺は一次資料として銅山そのものの跡地が見たい。




R122の対岸の道を進んでいくと最後はこの橋に辿り付いた。無理すればバイクは渡ってR122に戻れそうだが、そういう用途の端ではなさそう(歩行者専用)なので、引き返しながら銅山の入り口を探す。

「通洞」という駅の駅前のささやかなロータリー状の部分に入り込んでみると、駅の端に踏み切りがった。これだ。ここから1kmそこら行けばいいはず。

 だが・・・

足尾銅山跡、立ち入り禁止

 銅山跡に続く林道は、わずか10mほどで立ち入り禁止。無念・・・・。


 そうなると今日はもう足尾には用がなくなったので、R122に戻る。そしてわずかに北上すると、県道15号が分岐し、粕尾峠へ。

粕尾峠に西から登る道

 もともと荒れた舗装路だが、落ち葉のおかげですっかり林道じみた雰囲気。というか実際、普通に走ったらバイクはこけると思う。写真以上に一面に落ち葉が積もっているコーナーも多い。
 林道のような道なのなら、オフローダーのように走ればいい。そう考えてタイトなコーナーでは足を出して、スタンディングで走る。といっても、このバイクでまともにスタンディングすると、ハンドルが低いので頭が下がってしまい前が見えないので、外から見たら座ってるように見える程度のスタンディングだ。が、これが意外といい感じで走れる。速いかどうかはともかく、路面からの外乱に対処しやすく、コンパクトに曲げやすいのは確かだと思う。

 途中何か所かで止まって紅葉の写真など撮ったりしつつ、峠から古峰ヶ原街道へ。高度があがりつつ北にも向かっているからか、いよいよ紅葉が盛りとなっていて何度も足を止めてしまう。

 古峰ヶ原湿原は実に良い感じだった。あいにく曇天だったが、それでも鮮やかに感じられる紅葉。



古峰ヶ原湿原の紅葉

写真はなかなかイメージ通りにならなくて、これは彩度がどぎつくなってしまっているが、実際にはもっとこう、紅葉らしい紅葉の色合いで実によかった。一眼レフをもってくればよかったと思ったが、タンクバッグに入らないものは持っていけないので仕方ない。

 せっかくなので湿原の周囲の道を歩いてみたが、軽い散歩道かと思ったらそのまま山登りになりそうな雰囲気になってきたので、数分行ったところで引き返した。けど、それだけでも、駐車場しか見ないよりは山の空気がよく感じられてよかった。

 さあ、山歩きもして(数分だけど)腹も減ってきたところで、古峰神社に到着。時刻が12時少し前だったので、昼飯時の前にと思い門前の「天狗屋」へ。数軒ある休憩処の中でこの店がとりわけ美味いのかは知らない。ただ、先週食ったもみじ型の古峰饅頭は美味かったので、まずはここへ。先週俺に山栗を1つ試食させたおばちゃんの戦略は見事に功を奏していると言える。

 ”講”が盛んな神社というこではあったがなるほど、団体客の予約がいっぱいのようだった。そのせいで、メニューの一部、うどんかそばしか出来ないと言われたが、最初からそばしか狙ってないので何の問題もない。
 「山伏そば」というものを頼んでみたが、温かいとろろそばというパターン。これは都会の蕎麦屋ではあまりお目にかからない気がするが、田舎ではちょいちょい見かける気がする。寒かったので温かいそばがうまい。汁の味が意外にさっぱり上品で、「精進料理」という言葉が連想された。さらさらっと食って、ぐいっとつゆも飲み干せてしまえる感じだ。一方、一緒に食った煮込みこんにゃくは甘めの味がしっかり染みてて、いかにも田舎風という印象。これも美味かった。


山伏そば+こんにゃく

 メニューが選べなかったからか、冷え切った孤独な中年ライダーが哀れだったからか、何とは言わないが少しオマケもしてもらった。なんにせよ、ご馳走様でした。


 食後に一応、古峰神社へ。

古峰神社

 2週連続で拝みに来るとか、なんて熱心なことであろうと日本武尊も顔を綻ばせているであろう。例えお賽銭が合計20円であったとしても。
 ともかく、この日は人も多めだったが、やはり山間の神社で、本殿の茅葺と対照に鳥居などの構造物は石造りが目立ち、なんとなく「古代の霊場」感が醸し出されている。この街道を通りかかったら多少でも覗いてみるべきスポットだろう。パワースポット云々はさておき、歴史建造物的景観として良い。


巨大な一の鳥居。粕尾峠から行くと出口になる。

 その後、古峰ヶ原街道を東に進むと巨大な鳥居。前回も写真を載せたが、今回は足元にSLを置いてみた。スケール感がわかるかと思う。

 そして、鳥居をすぎてすぐ、大芦川に沿って北への枝道へ。これも基幹林道前日光線なのかな?峠を越えると河原小屋三の宿線ということか?
 林道とは言っても、粕尾峠とそう変わらないかちょっと狭くて酷い程度の道。やや困るのは、交通量がよりいっそう少ないので落ち葉が全面的に積もっているところがしばしばあるとか、幅が狭いのでコーナリング中にたまに枝や葉っぱが体にヒットするとか、そのくらいのことだ。


前回も紹介した大滝

 そして、おそらくこの道で一番の観光スポットである大滝の駐車場に至る。4台くらいは停められる場所があった。あとベンチがいくつか。そして、先週と同じで滝については音はすれでもほぼ見えない。
 しかし、そんなことあるかな?ショボイとは言え一応駐車場も整備されていて、錆びて落ちているとはいえ「大滝」という看板もある。なのに滝が全然見えないなんて。こりゃきっと、滝に降りる道があるに違いないとひらめいた。で、少し下流側に歩くと・・・

大滝へと降りる道

 道を発見。写真の右奥に看板が写っているので、もし行かれる方は参考に(いないか)。要は、四阿から少し坂をくだってガードレールが切れたところだ。写真ではわかりにくいが、明らかに砂利を敷いた幅50cmほどの小道がある。
 さっそく下りていくと、すぐに道が崩れて沢が横切っていた。というか、そこから先に道っぽさが何もなかった。が、それなりに沢を歩いたことがある者ならばもう少し進めるくらいの場所でもあった。渓流釣りとか登山とかしている人なら。そういうことの経験がゼロの人はここで引き返しておいた方がいいだろうが。

 で、進んでみると、なるほど見事な滝があった。

大芦渓谷 大滝
いい感じの大きさ、太さ、そして周囲の景観の素晴らしさ。別に俺は滝マイスターではないが、とりあえずこれは良い滝だと思う。
 あと3日か1週間かしたら、もっと紅葉もしていたかも知れない。
 この背後側の渓流も綺麗で、とにかく水が美しい。しかも、誰もいないし柵や階段もいっさい見当たらない。バイクを下りて数分歩いただけで得られる自然美としては最上の部類ではないか。
 ということで、前日光林道を走ったら大滝鑑賞はぜひおすすめします。

 さて、ここから日光まで抜けるところまでは先週と同じ。だが、林道を抜けて町道277号に出たところで日光市街に向かわずに、南に折れて小来川(おころがわ)を目指す。最初のうちは非常にタイトなコーナーが続くが、ほどなくなだらかになり、わりと軽快に走れるようになる。ザ・限界集落といった風情の景色を堪能しつつ、たまにある無理やり作られたような名所(ナントカ岩とか、ナントカ水とか)に、「まあ、ちょっと観光資源としてはインパクトが弱いよなあ」と苦笑しつつ、爽やかに走る。で、この後はちょいちょいと走ってまた鹿沼に抜けるつもりだったのだが・・・走っていたら突然、目の前に巨大な鳥居が!

 
なぜここに?

 最初何が起きたのかよくわからなったが、こんな鳥居がそうあちこちにあっては堪らない。ということは、どうやら俺は同じ場所に戻ってきていしまったのだ。止まっても仕方ないので走りながら考えていると、確かにT字路を曲がった方向がおかしかったかも知れないところがある。・・・そういえば、Ninja250SLで最初に秩父に行った時もこのパターン(同じところに戻ってしまう)やってたような・・・。

 同じところに戻ってしまったらしい、という考えがまとまる頃には、やはりというか何とか言うか、古峰神社がまた現れた。せっかくなので公衆トイレで小用を済ませ、煙草を一服。予定を変更し、神社の前からまっすぐ伸びている前日光林道に向かうことにした。

 立派なトンネルを抜けてしばらくは、舗装も綺麗で非常に開けた良い道。ただ、一部、工事のダンプが落とすらしい砂が浮いているので要注意だ。見た目はすごくきれいで見通しもある舗装なのでハイペースでコーナーに突っ込んだリすると痛い目を見るかも知れない。つうかちょっと後輪滑った。

 道は徐々に細くなるが、林道のわりにはマシな感じで走りやすかった。走りながら、「この道はツーリングにはお薦めだなあ」という感想を持った。とりあえず、また行こうと思う。



 看板によると、この前日光林道は19年の歳月と総工費28億円を費やして建設され、林業のみならず、近隣の町村を相互連結し地域の振興に多大な効果を及ぼしますとかそんなことが書いてあるが、走っていての印象では「多大な」効果はあるのかなあ?という感じ。
 まあ、車2台とすれ違ったからな。あるのかも。

 途中の分岐で町道246号へ入り、粕尾方面へ。大越路トンネルを抜けて、栃木ICに向かう前に仙波方面に向かい、出流へ。

鍋山周辺の石灰鉱山


 ここは昔も来たことがあるが、道も石灰で真っ白になっており、「あれ?ここ工場の敷地じゃねえの?」と不安になる。巨大な機械のような建造物が真っ白になっており、石灰産業のリアル感?みたいなものが感じられる。周囲の植物までも真っ白になっているし、山には穴が開いているし、すくなくとも局所的には自然破壊そのものといった景観だが、同時にこれこそが日本の急速な近代化を支えた力のひとつでもある。ゼロエミッションの工場も、そもそも石灰(コンクリート)なしには建築できないのだということを考えると、単純に「ノーモア環境破壊!」と叫べばいいものではないなと考えさせられる。考える、ということが重要だ。結果として石灰産業も今は環境への配慮や復元を検討しているというのは、秩父でも見た話だ。それも遅きに失していると言う人もいるのかも知れないが、人はそうやって進んでいくものだろうとも思う。


 なんてことを走りながら考えてはいなかったというか、むしろ小雨が降り始めて、「石灰+雨とか超滑りそう、つうかカッパねえし」とビビりながら走っていたが、ほどなく出流のいづるやへ。 
 今回は出来れば、3回蕎麦を食いたかったのだが、あまり大食ではない方なので、やはりちょっと無理だ。ということで、本日最後、このいづるやで蕎麦を食って帰ることにした。


 車でもバイクでも大分昔に何度か来たことがある店だ。でも、今回がもっとも小さい排気量での訪問だな。


 午後、少し気温もあがっていて寒くもなかったので、もりそばを。もりそばだけでいいつもりだったのだが、「秋の天ぷら 500円」という文字を目にして脊髄反射で追加してしまった。

 天ぷらは「秋の」だけあってキノコがメイン。だが俺はきのこの天ぷらが大好きなのでこれがよい。そばはやはり美味い。店内で打っているのが見える麺は、素朴な感じというかオーソドックスというか。十割そばというのも嫌いじゃないが、あれは飛び道具というか、必殺技というか、いつもそれじゃちょっと違うんだよね的なものだと思っており。地元の粉をブレンドした二八そばというのが、嫌みのない爽やかな味わいだ。つゆはわりと濃い味で、これも好みだ。

 料金を払って、外で一服して帰ろうとすると、ちょうど店の主人(か?おじさん)が出てきて声をかけられた。天気予報で晴れって言ってたのに雨降ってきて、カッパもないと冗談めかしていったら、・・・・これを持って行けと。


 何やら倉庫から引っ張り出されたのは畳のカバー?の大きな段ボール紙。これを腰から下、足に巻き付けておけば、濡れないし寒くないと。風圧がかかれば外れもしないから大丈夫だそうで。巻き付けてくれました(笑)

 正直、ええ?と思ったものの、・・・走り出してみると、確かに外れないし温かい。かなり温かい。なるほどなあ、と感心しきりだった。ありがとうご主人。すごく見た目ダサいけど。確かに濡れなかったし温かったです。

 高速に入る頃には雨は上がっていたので、一応、折りたたんでタンクバッグにねじ込み(容量拡張機能を発動させた)栃木ICからさいたまを目指す。

 多少クルマが多かったが渋滞までは行かず、一気に岩槻ICまで。おかげで、思いのほか早く家についてしまい、ゆっくりと風呂に入って晩酌出来てしまった。

 前日光は舗装林道が多く、景観の優れたところも多い。でも一般の観光ドライブはやはり高速で日光・中禅寺湖へ行ってしまうので、前日光エリアは空いてる気がする。つうか林道行く人はやはり少ないし。帰りが高速で一気なので、さいたまからのツーリングでは秩父より手軽で良いかも知れない。
 林道や町道の途中に、ぽつんと蕎麦屋があったりして、そういうのも気になる。

 冬季閉鎖のところも多いので、それまでもう一度二度行けないかなあ、と思いました。


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