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林道で秋の日光へ、そしてジンギスカン

ようやく天気の良い週末、日光に行かない日光ツーリングに行ってきました。

どなた様かは存じません。


 特に週末が雨続きの今年の秋、貴重な晴天の土曜日に渋滞覚悟で出発した、牛乳を堪能し、霊験あらたかなパワースポット(いや私は信心ないですけど)と舗装路の限界に挑む難所を巡る愉快なツーリング。

 そもそもは前の週に、妻と娘が「東照宮に行きたい」というので日光にドライブに行き、東照宮観光の後で日光の北、霧降高原を抜けたところにある「大笹牧場」に行ったのだった。
食堂にジンギスカンがあり、これに非常に興味をそそられた。なんとなく直観的に、うまいジンギスカンではないかと思ったのだ。
 ところが、もともと到着が遅かった上に娘が羊と戯れる牧場に一目散で、そこからなかなか動かなかったために食堂が閉店してしまいジンギスカンを食いそびれてしまった。その日は朝のうちは雨が降り午後からは風が出た寒い日だったが、苦し紛れにソフトクリームを買って震えながら食いつつ、「来週ひとりで食べに来よう」と誓ったのであった。

 そして迎えた今週、有言実行とばかりにさいたまからジンギスカンを目指して国道122号を北上したのだった。




 ひとりでも行く気であったが、ちょうどツーリングに飢えていた友人のPくん(仮名)と同行することに。俺はさいたまから国道122号でひたすら日光を目指したい気持ちだったので、川崎から高速で東京を越えてくるP君とは道の駅はにゅうで待ち合わせた。
 8時に待ち合わせているから6時過ぎには出よう、と思っていたが結局出たのは42分。ちょっと焦ったが、街中はまださほど混んでおらず、1時間ほどではにゅうに到着。「思ったほどは寒くない」とか呟きながら走っていたが、温かい缶コーヒーを飲みながら日向でうずくまってしまうくらいには寒かった。
 ところが、早く出たはずのP君が8時になっても音信不通。もしや事故って即死したかなと本気で心配しはじめた頃に到着、曰く首都高と東北道が事故渋滞でさんざん時間を食ったらしい。確かに、俺がR122で浦和インターを通過した際、電光掲示板に朝からアレコレ渋滞情報が表示されていたような気もする。

 8時にはにゅうの道の駅の売店が開いたが、食堂は営業しておらず、朝飯は食えなかった。コンビニ的おにぎりくらいなら売っていたが、それも味気ないので飯はあとにして進む。

 国道をひたすら行くだけだから道は簡単だが、市街なので隊列に拘ると走りにくいだろう、ということで次の集合を館林、桐生あたりの市街を越えてR122が山に差し掛かるところの道の駅くろほねやまびこに決定し出発。しばらくは一緒に走っていたが、10分くらいしたらP君は見当たらなくなった。けど、オトナで免許持ってる運転者だからね。放っておいたら走ってくるだろう。

 道が簡単と思ったが、国道50号との重複区間があったりバイパスがあったりで、意外と判断に迷いながら走る。やはり絶好のツーリング日和とあってバイクが多い。見ていて楽しい部分もあるが、グループツーリングのバイクがいると、すり抜け派の俺としてはちょっと厄介に感じる。バイクのグループの間に割り込んでしまうと激しく気まずいので一気に抜きたいわけだが、バイクというのはちょろちょろと挙動が不規則で(人の事言えるか、とは思うが)抜きにくい。まあ、それでもなんとか適当にやり過ごしてぐいぐい進んでいくと、やがて街が切れ、栃木らしいごつごつした山容の隙間を縫うわたらせ渓谷沿いの道となる。

 ちょっとテンション高くなって軽快に走ってほどなく、道の駅くろほねやまびこに到着。P君を待つ間にそばで食いたいと思ったが、またしても開いていない。営業は10時30分からとのことで、その時点ではまだ9時40分くらいだったので、一時間も先だった。物産店は営業中だったのでぶらぶら見ていると、きのこ類が安くて美味そうで、つい俺の創作料理人魂が刺激されるものがあったが、キノコというものはたいがいかさばるのでちょっとツーリングの土産として朝から買うわけにはいかない。残念だ。というかむしろ今度、キノコ料理を現地で作って食べること自体を目的にしたツーリングでもしてみようか。
  店の外で地元婦人会のばあ様かな?がおにぎりと饅頭を売っていたので、これを朝飯にすることに。おにぎりは焼きおにぎりだが、やけに厚みがあると思ったら梅干し一個入りだった。饅頭は蒸しパンのような炭酸饅頭系で、ニラが入っているので総菜的な味わい。朝飯にはちょうどよい。万寿のもう一つが卵入りで、これは饅頭の中にこしあん、こしあんの中にゆで卵が1つという不思議なものであった。黒保根の特産品なのか単に婆様の創作レシピなのか判断に迷うものだったが、甘いものよりしょっぱいものが食いたかったので選ばなかった。ただ、今となっては、試してみればよかったという後悔がある。ああいうのは、気になったら食ってみる方が良かったか・・・。

 黒保根を出てしばらく行き、足尾に至る。栃木の方から東から粕尾峠を越えてR122の足尾あたりに出てくるコースは何度も走ったことがある。今日はその逆で、R122で来て、西から粕尾峠に登る。
 何度も走ったことのある道なのだが、逆から走るのは初めてなので、まるで知らない峠のようだった。しかも、落ち葉が凄い。滑りそうなのでびびりつつ、というか実際いちど調子にのってバンクさせてコーナリングしたら「ズ!」とアウト側に平行移動して肝を冷やしたりしつつも、乾いていることもあり、無理しなければそれなりに快適に走れる。むしろ、枯葉を舞い上げながら走り抜ける峠というのは秋の風情たっぷりで何だか楽しい。(もっとも、自分が舞い上げている枯葉は見えないのでイメージだけだが)
 何もない峠まで登ると、いつもまったく無視していた「古峰ヶ原(こぶがはら)」への分岐がある。ここでP君を待つが、待っている間にもクルマがちょいちょい曲がって行く。そのうち1台の老婦人にウィンドウ越しに声をかけられ、この道は古峰ヶ原に行くのか?どれくらいあるのか?と尋ねられたりもする。マイナーな道だと思っていたが、古峰神社はパワースポット的に大変人気があるようで、紅葉の名所でもあるらしい。
 P君が追い付いてきて自分たちも古峰ヶ原街道へと進むと、確かに入り口は心もとない狭さだったが、少し先からは拡幅された二車線部分も多く、むしろハイペースで走りやすい、軽いワインディングだった。俺のような250よりも、大型車の方が楽しめそうなくらいの雰囲気だ。

 古峰ヶ原の駐車場があり、おそらく散策に良いのだろうなと気になったが、止まってばかりもいられんと先に進んで古峰神社へ。

 古峰神社は思っていたより遥かに立派だった。想像としては、山奥にあるボロい神社という感じだったのが、とんでもない。まず神社そのものが立派だ。さいたま人には「大宮の氷川神社をちょっと縮小したような」と言えば伝わるだろうか。もちろん、実際の規模はさすがにだいぶ違うのだろうが、きれいで明るい境内には立派な石の鳥居がいくつもかかり、庭園もあり、また庭園以外の部分もすぐ脇を流れる渓流の景観もあいまって何とも良い。大宮のような都市部にある神社と違い、なにせ周辺が山なので、木々の間にビルが聳えたりするるようなことがない。それでいて、寂れてもいない。なんだろう、何かある意味でファンタジーな雰囲気だ。
 日光を開山した勝道上人が、その日光を三度目の挑戦で開山(登頂)するために修行して力を蓄えたのがここ古峰神社であるらしい。 平安時代の頃の話で、「僧侶が山を開くために神社で修行する」という話もファンタジー臭ければ、ここが天狗信仰のある神社であるというのもまた。

 境内の外は門前町よろしく数軒の土産物屋が並ぶ。その情景も賑やか過ぎなくてよい。山栗の焼いたものを試食させてくれた店に入り、饅頭を1つ買おうかと思ったが、レジ番?の婆様(かなり高齢)にばら売りはないのか?と尋ねると、「試食を食ったらいい」と。試食の饅頭が1/2個なので、十分な量があるというか・・・背後のテーブルにある食堂用のお茶セットを指し、ついでお茶も飲んでったらいいと言われて、単に御馳走様と言って去る気分でもなくなってきたし、しかも結構この古峰饅頭(という名前かどうかは知らないが)はなかなかに美味だったので、おススメされた7個で550円のパックを購入してしまった(化粧箱に入っていないのでお買い得だとのこと)。
 そばも美味そうに思ったが、その後にジンギスカンを控えていたので残念ながらパス。いずれ食いに行きたいものだ。


古峰神社(ふるみねじんじゃ)



古峰神社の本殿。かやぶき屋根がまた良い。



古峰神社を出て少し行くと、古峰神社の一の鳥居がある。

実は巨大な一の鳥居


 大きな建造物のない山中に突然に聳える巨大な鳥居には、何とも言えない迫力がある。 いちいちファンタジックな気がする。きっと、こういうものが都市部にあっても「和風だな」程度にしか思わないのだが、人里離れた山奥にあるという違和感がファンタジー感を醸し出しているのだろう。ちょっと気に入ってしまった。

 この大鳥居のすぐ先に小さな川がある。この川をわたってすぐに左側、川沿いの道がある。細い道だが、これが実は本日の道的なメイン、大芦渓谷を走る「河原小屋三の宿林道」。
 林道とは言っても、ツーリングマップルで破線になっていないのだから全線舗装だということはわかっている。多少カーブがきつかったり狭かったりするのだろうが、それはこのNinja250SLにとっては美味しいオカズでしかない。少し怪しくなってきた曇り空が気になったが、ともかく突入。
 車だったらすれ違いで考え込んでしまいそうな幅だが、幸い車・バイクともほとんど通行しない。行き止まりの廃道じゃねえの?と思いたくなるような、それでも本当の廃道とは違って生きている(通じている)道の安心感もどこかにありつつといった具合。

 大芦渓谷のみどころである「大滝」。


大滝の休憩スポット。

 広い駐車場などはない、もちろん売店や自販機もない。だが、味のあるテーブルとベンチが一組。ただ、味があり過ぎて座るには適さない。というか苔むしてる。
 もっとも、道の反対側、谷川に小さな四阿があり、苔が生えてないベンチもある。ただ、肝心の大滝は見当たらない。鬱蒼とした谷川によく目を凝らすと、木々の隙間に白い飛沫が見える。 おそらく以前には大滝を眺めるビューポイントだったのだろうが、目の前の樹木が育ってしまって滝が隠れてしまったのだろうか。

 滝も見えないので、さっさと先に進もうということで林道を奥へ奥へと。






 ガードレールなどはなく、片側が山、片側が崖というところが多い。しかも時期柄、大量の落ち葉が積もっていて、路面が出ている部分は一車線の部分が多々ある。 写真のところはクルマの一車線分くらい空いているが、実際にはバイク的に一車線くらいしかクリーンでないことも多々ある。しかも、枯葉なら踏んでいけなどとタカをくくってかかると、実は落石が紛れていることがある。挙句の果てに、側溝の蓋が一部外れたのかズレたのか、道の真ん中にで幅10cm前後の穴が空いてるところがあり、タイヤが嵌るかとビビるところまである。
 舗装はされていても林道は林道。だが、バイク歴の原点としては林道ツーリングに憧れていた自分なので、こういうのが実に楽しい。そして愛車Ninja250SLはやはり、こういうところでの取り回しは良いと思う。もちろんオフ車には到底敵わないわけだが、前傾姿勢以外はオフ車のような構成のバイクなので、タイトで路面の悪い峠をタタタと走って行ける。取り回しの良さがあるので、「もしかして引き返すことになるかも?」という状況に対する不安も少ない。(Z250SLだったらさらにオフ車的に走れたかなとは思うけど)


林道の途中、名もなき峠からの眺望。山が深い。神々しいと言えば大袈裟だが、そういう気分を感じられるのも、目の前のこの景色だけでなく、ここに至るまでに「道がある」ということ以外にろくに人の気配がないからということが作用しているのだろう。同じ景色を、車が連なる観光道路で見ても同じ気分にはならない。






 さて、そんな楽しい林道も終わり町道へ合流、「やしおの湯」の前を通って日光へ。日光市街はさすがに渋滞していたが、混んでいたのは国道だけ。ほどなく霧降高原に向かう町道へと折れれば、あとは空いている快適ワインディングだった。
 霧降高原への町道169号は、俺のクルマに積んであった古い地図では有料道路(930円)となっているだけあって、路面も眺望もよい。ただ、片側一車線しかないので、前方に大型観光バスなど入ってしまうとすこぶるストレスフルな状況になる。たぶんその場合は、どこかに停車して間隔を空けるのが正解だろうと思う。




 霧降高原の駐車場の階段、千数百段あるのだがP君が登りたくないというので最初の200段くらいからの景色。眺望はよい。さっきの林道からの眺めに比べるとどこか俗っぽいけど。





 霧降高原の駐車場を抜けて、六方沢の橋から。まだ早いとは言え、多少は色づいていて、「紅葉だ、真っ赤だ」というわけではないが、どう見ても夏の山とは違う色になっている。写真ではわかりにくいが、眺めているとすっかり冷えた空気も相まって十分に秋の深まりを感じさせる景観だった。

 写真をとって再度走りだして数分。高原らしい景色の中で中高速のコーナーをいくつか抜けて降っていくと、大笹牧場に行き当たる。
 まず最初に、ブラウンスイスの牛乳を買って飲む。全国に数千頭しかいないというブラウンスイス種の牛乳。確かに、甘味が強く、こくがあるのにさっぱりとしていて美味い。・・・・ただ、それが普通の牛乳に比べてもそうなのかは正直わかりにくい。なぜなら、俺は普段から牛乳をストレートで飲んではいないからだ。というか、大人でしょっちゅう牛乳そのまま飲んでる人ってそんなにいるのかな?
 それからそそくさとレストランに入り、P君ともども「ジンギスカン定食」を頼む。1300円ほどだが、ジンギスカン鍋?鉄板?のあるテーブルで自分で焼くスタイル。野菜やスープもついてボリューム的には十分。そしてラムは・・・美味かった。ラム肉としての風味はもちろんあるが、臭みと感じるような臭いはまるでなく、さっぱりとしている。備え付けのタレもよく合うものでほどよい辛みが爽やかだ。これは俺が今まで食ったジンギスカンの中でもかなり上位に入るだろうと思った。できればビールとともにもう一皿食いたいところだったが、ツーリングの定めとしてそれは我慢。
 ただ、この定食についてひとつだけ誤算があった。なんと、ブラウンスイス牛乳が付属していたのだ。ついさっき牛乳飲んだばかりなのに、まさかのお替り。それでも美味いところがこの牛乳のすばらしさだが、やはり何というか・・・満腹感はいや増した。

 ジンギスカンの後には外で売ってる何かでも食おうかと思っていたのだが、腹もいっぱいになってしまったので、一服の後に出発することに。ここからの道を決めていなかったのでP君と無料休憩所で相談し、当初案にあった鬼怒川か那須に抜けるという選択のいずれともを蹴り、通ったことのない峠を通って栃木を目指すことに。

 まずは町道245号で今市へ。この道が実によかった。気分よく走っていたので写真はないが。最初のうちはやはり枯葉の積もるタイトなコーナーで下っていくが、後半は杉の木立の中を長いストレートや緩いカーブでゆるゆる下っていく。道幅は狭いが見通しはよい。視界の両脇に真っ直ぐな杉の木が迫っているので、この縦ラインが後ろに流れていくスピード感が気持ちいい。

 今市を通り抜けて14号線で鹿沼へ抜ける。晩飯にそばでも食っていこうということで、途中で道をそれて粟野へ。時間がすでに遅く、閉まっている店も多かったので、大越路トンネルの脇の旧道沿いにある蕎麦屋「大越路」によった。ここは20時まで営業しているらしい。というか、この店に至る旧道はいまや通行止めだし、旧道には街路灯すらない。なので、トンネル脇の旧道を上がる道は真っ暗で、とてもその先に営業している店があるようには見えない。が、店はちゃんと開いていて、しかもわりとラーメンでもエビフライでも出てくる系の和風ファミレスのようなメニューだった。
 そのメニューから心配してしまったが、そばは安いのに結構うまかった。この場所は釣りでもよく通って、遅くなると飯をくうところがないなあ、なんて思っていたのだが、これは意外だ。ある意味ちょっと大衆的というか、気楽な感じの店だったので、またヤマメ釣りにでも来たら寄ろうかなと思った。

 ここからはもう栃木ICもすぐ近く。俺としては何度も通って覚えている道なので、もう家にも付いたような気分と言えば大袈裟だが、「見知った場所」の感覚はある。P君は首都高で川崎まで帰るので、最後に蓮田によることだけ決めて高速へ。事故が多かったようで多少渋滞したものの、それなりに流れておりわりとすんなり蓮田にも付いた。
 気分がのれば最後に何かSAのスナックでも食おうかと思っていたが、今日一日の飲食は俺には既に過剰だったようで、高速を走行中にげっぷをしたら天かすが口中にリバースし、吐き出すこともままならないのでもう一度食べる羽目になったりしたので、大人しく煙草の1本だけ喫って帰ることにした。

 思った以上に寒く、体がこわばってなんだか疲れてしまったり、上手いタイミングが取れずに温泉に入り損ねたりしたものの、峠を走って美味いものも食えて、充実したツーリングでした。


 日光はそれなりに遠いイメージがあったけど、日光についてからいろは坂やら中禅寺湖、奥日光に行くというのではなく、日光を折り返し地点としてしまうと、さいたまから行きは国道で行って帰りも東北道を少し走るだけでよいということに今回気付いた。これだと高速代もさほどかかっていないし、わりと気軽に行ける。これからは、そういうコースでの気楽なツーリングをしてみようかと思った。

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