9月はツーリングシーズンだというのにひたすらに雨だったので結局どこへも行っていない。
とうとう10月になってしまった今週もやはり週末は雨予報だったので諦めて寝坊した日曜日、なんだか天気いいので昼から行けるとこだけでも行って来ようと出立。
12時ころに、妻子に「晩飯は作るから」と言い残してのスタートなので、目標16時、どんなに遅くとも18時には帰宅していなければならない。
昔、多摩に住んでいた頃は、少しだけ走ると言えばとりあえず奥多摩湖まで行ってくるというのが程よかったが・・・さいたまからだとどうしたものか。
高速使って行くほどヤル気満々でもないし、122号線で北に向かってみるか、牛久沼でも行ってみるか、といろいろ考えたものの、結局R463で西へ向かうをチョイス。
なかなか快適な道で、休日昼間だというのにわりとすっと嵐山まで抜けた。「月輪」という熊でも出そうな町から西への町道へ入り、白石峠を目指す。
途中、ツーリングマップルに見えた「木曽義仲の産湯」というのに興味があったが何だか発見できずに、コンビニで休憩。昼飯を食っていなかったので、コーヒーとアメリカンドッグを食い、煙草を一本。
・・・数年前から禁煙というか、煙草を止めているのだが、バイクにまた乗り始めてから、ツーリング限定で喫っている。ツーリングが終わって余ったものは箱ごとラップで巻いて次のツーリングまで保存しているので、日常生活では相変わらず喫ってないし、喫いたいとも思わない。しかし、煙草を喫いたいとは思わなくても、「ツーリングに行って煙草喫いたい」とは思う。
1ヶ月ぶりに念願かなっても、コンビニの駐車場の片隅で、まだ日が当たるとライダージャケットが暑苦しい中、とりわけ煙草が美味いというわけでもないのだけど、なぜかそうしたいと思ってしまう。ま、いわゆる「非日常」を求めているのだろう。
コンビニを出てしばらくすると、いよいよお馴染みの秩父の峠。といっても白石峠に東から登る峠は初めて走ったと思うが、要は秩父っぽい峠がわりとお馴染みになってきたということだ。
白石峠についてそのまま定峰峠に向かう予定だったが、堂平山というのが何なんだと思ってちょっと寄ってみた。すると、パラグライダーのスポットならしく、道路の横から離陸してたので少し休憩がてら眺めていた。すぐ近くで見るのは初めてだが、見ている限りではさほど難しいものには見えなかった。おそらく、適切な気象条件と場所で離陸してしまえば、そう簡単に落ちたりしぼんだリするようなものではないように思えたが、そうは言ってもやりたくはない気がした。
自分は高所は問題ないのだが、ああいうものは生理的に受け付けない。何というか、「コントロールできない感」みたいなものが怖い。理屈とは別に、何かだめで、遊園地で椅子が空中に浮く奴とかも結構怖い。コースターとか、フリーフォールみたいのは何でもないのだが、フワフワした感じがダメならしい。まあ、人には向き不向きがあるということで、俺はバイクでいいですw。
定峰峠の茶屋のところは、どのみち休みたいタイミングでもないのでいつもスルーするが、いつ通っても何だか雰囲気が悪く感じる。なんかバイクが溜まっているという意味では奥多摩周遊道路の駐車場とかもそうだが、そこでは何とも感じなかったのだが、どうも定峰峠はダメだ。
なんだろう・・・・以前は四輪のスポーツカーが集まってたり、大型バイクが集まってたり、今日は算段シート?みたいな旧車?みたいのが集まっていたりと、その時々で様子は違うのだが、なんかそういう内容以前に場の空気というかが嫌な感じ。実際に俺は一度もそこに踏み入れてないのだから思い過ごしかも知れないが、ともかく何か気に入らないので素直にスルーする。
そのまま芦ヶ久保の道の駅に向かう。いつもここに来るのは朝なので食堂が開いてないのだが、今日こそ「ずりあげうどん」を食ってみようと思って行ったのに・・・・15時で閉店とな?
11時~15時って。なんでそんなイタリア人みたいに営業時間短いんだ・・・(ちなみに、俺が行ったのは15時20分だった)。
仕方ないので、産直センターを物色。
300円でこの量はお買い得だな?と普通に主婦的な感覚でにんにくを購入。あと、腹が減っていたので「たらしやき」を100円で買ってみた。
・・・具のないお好み焼き?みたいな、しょっぱいクレープ?のような。でも、小腹がすいてるところにはちょうどいい感じだった。しかも、まだ少し温かったし。
本当はここでタバコのラスト一服でもして・・・と思っていたのだが・・・。
またまた文句でアレだが、やはりどうも道の駅あしがくぼは気に入らない。店や施設は良いのだが、バイクが多すぎて、たむろし過ぎてる。
多すぎて駐輪場に入らないとは言え、歩道にまでバイクで入り込んで、一画をバイクが我が物顔で独占しているような感じが嫌だ。おまけに旧車会みたいな珍妙な連中はバリバリと轟音させながらやってくるし・・・駐輪するだけなのに無駄にアクセルふかすな、という・・・。
なんだか群れてる感が気持ち悪いし、自分もまあ、合法とは言えうるさめのマフラーつけてますけど・・・なんだか、嫌なのだ。そういう連中と「バイクの連中」として同じくくりに見られてしまうであろうことが。
まあ、身勝手で不条理な感覚だとはわかっているから、世直ししたいとかは思わないが、今度からやっぱ、秩父の道の駅としては他のところを活用しようかなと思う。秩父とか荒川とかあるし。
16時帰宅が絶望的になっていたが、何とか17時半くらいを目指してR299へ、そして山伏峠へ。
クルマが多くてあまり好き勝手には走れなかったが、山間を走ってツーリングらしい気分を味わえた。途中、成木街道で、ツナギ来てメットの後ろに尻尾つけて500mくらいの区間を往復してるっぽい数名を目撃。失礼ながら、そのあまりにも80年代なスタイルに、後ろを走っていてつい吹き出してしまった。クルマの来ないタイミングで発進してたのだろうけど、自転車集団がいる中を全開で膝を突き出して突っ込んでくのは感心できなかったけど。
帰りは高速で楽をしたかったけど、青梅に抜けてしまうとさいたまに帰るのに都合のよい高速道路はない。仕方ないので素直にR463で帰ったが、何とか18時前には帰宅。
走りながら、確か冷蔵庫に鶏もも肉があったが、唐揚粉はなかったからホイル焼きか、ローストか・・・などと考えつつ走っていたのに、娘が「今日は唐揚げだってママが言ってた」と宣うので、久々に自作衣で唐揚げを作った。
唐揚げを揚げてから素早くシャワーを浴びてくると、すでに唐揚げの大半がなくなっており、あわてて3個確保して、先日買っておいたIPA(インディアンペールエール)を煽った。IPAは苦いが美味い。
まあ、なんだか今日は文句が多くなってしまったけど、やはり気ままにバイクで峠をふらつくのは楽しい。よい気分転換になった。
けどやはり、寒くならないうちに、一泊くらいしてちょっと遠くまで行きたいなあ!
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