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冬の秩父6時間ツーリング

この土曜は良い天気だというから、山に雪など降る前に思い切り走ろうということを楽しみに仕事を頑張っていたのだが、金曜の深夜というか土曜の早朝まで頑張ってしまい、結局土曜日に覚醒したのは10時過ぎ。なんだか何もかも嫌になってしまいそうな気分だったり、ならばいっそ仕事でもしようかなと思ったのだが、・・・・仕事し過ぎて疲れて遊び行けなかったから仕事するってその発想はマズイだろう、と気づいて昼飯後の半日だけでも走りに行く事にした。

家を出たのは13時半。まあ、秩父までは2時間そこそこ。晩飯までに帰って来られる小さめのルートでいいやと割り切って出発。

鎌北湖付近

走り始めたのだが、なんだか調子が悪い。疲れているせいだろうか。バイクとの一体感がないというか、慣れないバイクに乗っているかのような感覚で、どこかヨタつく。まあ、慎重に行こう。




多少混雑していても、すっかりお馴染みの道でもあるので、R463で飯能を目指す道はあまり苦労を感じない。まあ、それと最近改めて気づいたのだが、Ninja250SLはすこぶる渋滞路に強い気がする。軽く、速過ぎず、車幅が狭い。ハンドル幅を考えるとオフ車より狭いので、すり抜けが実に楽だ。

もう11月も終わるわけだが、鎌北湖は紅葉が見頃で写真愛好家が真面目になって撮影している姿がいくつもあった。


鎌北湖、11月末

俺はiPhoneでさっと撮った写真がやけに紫外線にやられたような青っぽい写真になってしまっていて、無理に補正したから変な色になってしまったが、実際は結構綺麗だった。

南関東の低地は10月頃に紅葉なんて観に行っても青々していて、みんな渋滞しながらそんなのを眺めているイメージがあるけども、11月中旬くらいが実際には見頃だと思う。

とはいえ、そこから顔振峠を目指して奥武蔵グリーンラインを登り始めれば、落葉が進んでおり、見事に晩秋の佇まい。

今日は思い切り出遅れているのですでに午後3時。しかし、そのおかげで、すっかり傾いた太陽からの斜光が木々の間から差し込む中、枯葉を巻き上げて走るというのもなかなかポエミイで乙なものだった。

刈場坂峠から東に関東平野を望む
峠から午後の関東を見下ろせば、峠の影がくっきりと落ちていて、ああ太陽が低いなと。

走りの方は調子も出てきた。が、枯葉も多いのであまり攻めすぎないように走る。
大野峠から芦ヶ久保へと降り、そこからR299で秩父を目指す。

秩父の交差点にある肉屋、「ひつじや」でミックスホルモンを購入。100gで100円ほどなのだが、良いつまみになる。寒い時期にはこういうものも買えるのでよい。 今日は、手羽先の唐揚げ(57円)もついでに買った。途中で小腹が空いたら食おうと思って、その後に道の駅秩父で休憩した際に食ったのだが、これが美味かった。つうか、ケンタッキーに似た味だと思った。今度、3個くらい買おうかな。

さらに、R299を少し進んで武甲酒造へ。




麹の臭いがほわんとする。店内で、武甲(無印)を購入。この酒は五合瓶で680円だったか?と安いのに、うまいので気に入っている。もちろん、高い酒と同じ味はしない。デイリーな酒としての気楽な旨さだ。今日は土曜の夕方だからか、店内にわりと人がいて驚いた。せっかくなので、200円で売ってるぐい呑おちょこも1つ買った。うちにあるのは花見の時期に買ったものでなんとも春めいた柄のものだったから、渋いのがひとつ欲しいと思っていたので、そういうのを買った。

その後、すぐ近くの道の駅ちちぶへ。



安定の「めんま」。武甲酒造にもたくさんいました。

ここの食堂は19時までやっているようだが、晩飯は家で食うのでコーヒーだけ飲み、ひつじやで買った手羽先を齧って出発。

この時点でちょうど17時。

すっかり暗くなってしまったが、これから定峰峠。峠に屯ろしているバイクが大量にいる昼間でさえ、たいしてすれ違う車両は多くないけど、この時間になれば交通もほとんど絶えていた。何台か、デカいウィングのついた車がいたけども、特に飛ばしている様子ではなかった。つうか、ふと気づいたけど、秩父ってインプレッサとの遭遇率がいやに高い気がする。STIって書いてあるやつ。

さて、いつもは定峰峠からグリーンラインに入って白石峠経由で帰るのだが、さすがに気温も下がって来ているし、今日はさほど調子もよくないので県道11をそのまま進んで小川からR254に出ることにした。

途中、トイレ休憩のつもりで道の駅和紙の里に寄ったら、意外にまだ賑わっている。変だなと思ったら、ちょうどイベントをやっていたらしい。和紙フェス?だっけな?どこか室内でジャズバンドの演奏などもしている様子。フードコートも営業中。

そのせいかわからないが、立ち食い的蕎麦屋が、すいとん200円というのをやっていたので、200円ならと食ってみた。フルサイズじゃなく味噌汁椀くらいのものだったが、具沢山で、すいとんもモチモチしたのがいくつも入っていて、十分に堪能できた。さらに、ちくわ磯辺揚げ2本で100円というのもやっていたのでつい頼んでしまう。これも揚げたてを貰えて、実にうまかった。

300円ですっかり体も温まったところで、腹の中のすいとん熱が消えないうちに一気に帰ることに。

小川町を抜け、R254。嵐山小川はスルーし、東松山もスルーし、圏央道川島ICから高速へ。このあたりからはもういつもの道だ。

圏央道はいつも通り空いていたが、東北道が鬼渋滞。直前に事故があったようで、圏央道の分岐手前からギッチリ状態。

まあ、俺は「バイクでよかったなあ・・・」と思いながら走っていたけど。

渋滞はあったものの、19時を若干過ぎたあたりで帰宅。さっと風呂に入り、晩飯のおかずにミックスホルモン焼きを追加し、ビールを煽り、そして武甲でも一杯。

まあ、万全ではなかったが、ひとまず楽しめたかなと。

今日は、冬装備としてハンドルに袋を装着し、ユニクロのエクストラウォーム仕様ヒートテックインナー上下を装備していたのでたいして寒くはなかった。

ただ、アウターがいまいち気に入らない。昔リサイクルショップで発見したウィンドブロックジーンズはモノはいいのだがサイズが合ってない(詰めてある裾がちょっと短い)し、デザインがあまり好みでない。ジャケットはスノボー用なので、これもモノはいいのだが、どうもバイク感がないというか。

冬はそもそも頻繁には乗らないのだからもったいないという気もしてしまうけど、やっぱり専用品が欲しいなあ。

ツーリングってのは、いわば自作自演の一人芝居みたいな側面もあると思うんですよ。一人、山の中やら荒野やら、暑さ寒さに喘ぎながら、夜道の暗さと心細さに震えながら、それがたとえ1日、数時間のものであても、ひとつの冒険の物語の主人公のような気分を味わえる。多分に妄想の成分を多く含むのだけど、それはやはりバイクならではの感覚だと思っている。

多くの人に囲まれた公共交通機関や、安心感がありすぎる車のドライブじゃ味わいにくいし、徒歩や自転車だと、もっとガチに肉体的負担の方が前面に出てきてしまうのでこれまたちょっと違う感じになってしまう。それらにはそれらの楽しみがあるだろうが、また別だと思うのだ。

バイクの場合、ツーリング中はほどよく社会から孤立できて、妄想の余地が十分にあるというか。だから、客観的に見てダサくても全然構わないのだけど、自分の中で「俺かっこいい」と自己満足できるような格好で走る方がより楽しい。

とは言え、実用性も無視はできないし、俺はケチなのであまり高いものも選べない。そうするとなかなか、これといったものが見当たらず・・・。どうしたものかなあ・・・。

コメント

  1. こんにちは。7月にもコメントさせていただいたZUNDAです。
    ウェアなんですが、下はユニクロのヒートテックスリムフィットジーンズ(裏起毛)のものが安くて暖かくておすすめです。(セール時3000円ちょいです)
    ジャケットは、Amazonで格安で売られている中国製ブランド(DUHANとかRiding Tribeとか)の品質向上が目覚ましく、価格も安いです。流石にほつれなどの細かいところは劣りますが…
    一番オススメは私も使っているSCOYCOですが、国内だと代理店入っているので高いです。が、Aliexpressから個人輸入するとAmazonの半額ほどで買えたりします。ご参考まで…

    返信削除
  2. ZUNDA さん、情報提供ありがとうございます。
    バイク用品店を覗いたりAmazonを徘徊したりしているのですが、なかなか決め切らないですね。
    まあとりあえずお手軽に、ユニクロの年末年始セールを狙ってみますかね。

    そういえば、ブログ拝見してます。マフラーをいったい何回変えるのかと思いつつ・・・www

    返信削除
  3. ブログ見てましたかw
    またマフラーを変えてしまったのでご参笑くださいw
    これからもよろしくお願いします!

    返信削除

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