先週、半日の秩父ツーリングに行って、「今度は半日じゃなくて秩父じゃないところに行きたい」と、秩父は飽きたという気分を醸し出してわけですが。
なんつうか、アレですよ。物事はなんであれ、端っこを齧ったくらいでわかった気になるってのはよくないですね。やはり秩父は面白い。
今回は、狙ったわけでもないのですが成り行きで西秩父を走りました。これが良かった。また行こうと思います。以下、詳細。
* * *
最近、どうにも仕事が忙しい。バイクで走るのには良い時期だしと今朝も5時に目覚ましをかけてみたものの、日頃の寝不足のせいか、目覚めた時点で後頭部がズキズキしている。とてもじゃないがツーリング行こうなんて気分じゃないと思い二度寝した。
10時間際になって小学生の娘に起こされる。軽く朝飯を食いながら、今日はどうしたものかと思案する。娘はリビングで勉強したいらしいので、俺は邪魔なようだ。・・・娘と仲は悪くないのだが、勉強する時に俺が近くにいると緊張するらしい。確かに、俺は自他共に認める「教え下手」で、何度か勉強を見てやったことがあるが、つい詰問調になってしまう。
じゃあ、自分の部屋で仕事でもしてようかな。
と、そう思ってしまうのだが。どうも最近、忙しい忙しいと、寝ても醒めても仕事のことばかり考えている気がする。気がするのではない。本当にそうなのだ。自分にはこれまでなかったことだが、ほんとにいつも、飯を食っていても寝ようとしても、いつも「えーと、アレはあそこまで進めてあるからあっちを進めてそっとはちょっと保留して・・・」みたいなことばかり考えてしまう。
けど、そういうのはやはり不健康だと思うので、やっぱり走りに行くことにした。バイクで峠を走るのは楽しいだけでなく、集中力を要する。集中しなければいけないので、仕事のことなど考えてる暇がなくなる。それが今は必要だと思える。忙しいのは確かだが、人間の脳は週に一度くらいガベージコレクトをしないと上手く動かないものだと思う。
そんなわけで、10時をやや回ってからになってしまったが、妻子には「晩飯は用意するから」と行ってさいたまを出発。
遅い出発で道路の混雑を心配したが、というか普通に混雑していたが、R463はわりと道幅があるのでバイクであれば多少の混雑にはさして影響を受けないペースで走れる。
栃木方面も検討したが、そっち方面はやはり朝からでないと走りにくいかなと思い、マンネリ感も感じつつ秩父を目指した。
いつもの通りに鎌北湖を目指す。毛呂のセーブオンは閉店しているので、宮沢湖あたりのサンクスで休憩を入れる。煙草も買って一本つける。煙草はそこまで好きというわけではない。ただ、自分は煙草はツーリングの時しか吸わないので、これによって非日常が味わえるのだ。いわばこれは、儀式のようなものだ。まともな社会性を持たない自分が、まともな社会人であろうとしている日常に対して、今は少しそのタガを緩めようという表明なのだ。
再び走り出してすぐに鎌北湖。相変わらずのため池っぷりだ。ヘラ師も多い。スルーして進み、林道権現堂線の立て札。左に回り込んで顔振峠を目指す奥武蔵グリーンライン。
今日はマラソン大会はないのでランナーは少ない。ただ、時間が遅めなせいか自転車はいつになく多い。自分としては自転車やランナー、ハイカーをパスする際には、回転も落としてゆとりを持って、驚かさぬようにと配慮をしている。大抵のサイクリストやランナーは体力的にキツいだろうからバイクのことなど眼中にないといった感じに見える。それはいい。でもまれに、不快そうに睨まれることがある・・・気がする。それはちょっと切ないが、まあアレだ。彼らきっと疲れてるんだろう。
結果的によく寝てから出たからか、頭も冴えていて調子がいい。軽快に走り、一気に刈場坂峠まで。秩父に至るまでは多少雲のある天気だったが、今日は首都圏付近よりも秩父の方が天気がよいようで、すっかり青空だ。
刈場坂峠には最近、コーヒーと軽食販売の車が来ている。便利なような気もするが、正直、俺はダメだ。何がダメって、そこにフォークギターが置いてあるというセンスに馴染めない。ギターが嫌いなわけじゃない。俺だって一応持っていて齧る程度には弾きもする。でもなんだろう、あの場所のギターがあるというその感覚は俺には馴染めない。1年位前の、何もなくて誰もいないような状態の方が俺は好きだった。
サイクリストの需要を当て込んでいるようだが、最近は白石峠にも似たような店が出る。良いことなんだろうが・・・、ああいう、コミュニティ的なノリが好きになれないので俺は別の休憩スポットを探さねばならないな。普通に店なら良いのだ。ああいう、ボランティアなのか趣味なのか商売なのかよくわからないのが、どうにも馴染めないというか馴染みたいと思えないのだ。まあいいや。あれが悪いことだと思ってるのではない。単に俺が馴染めないだけなのだから、近寄らなければいいだけだろう。
最初、定峯峠に行こうと思っていたが、気が変わって刈場坂から正丸峠へと向かう。
奥武蔵グリーンラインはやたら細くて路面も荒れてて、それはそれでNinja250SLで走るには面白いのだが、もうちょっとハイペースなところも走りたいなと。
正丸峠は一応、元・国道なのか?なので、林道に比べればずいぶんと道がよくて走りやすい。ちょうど前方にいいペースで走るバイクがいたので、つかの間ゆかいに走れたのも良かった。「煽った」と思われてなきゃいいけど。こういうのは後ろにいる方が楽なものなので、追いついたからといって抜かずに(抜けずに)後ろを走っていただけなのだが。
まあ、俺は心配性なのでそういうことがイチイチ気になってしまうのだが、そういうことをイチイチ気にしていても仕方ないというマインドも同時に持ち合わせているので気にしない。
さて、正丸峠を超えてR299に出てから、一路、道の駅あらかわ方面へ。その少し手前の「ちしま」で昼飯を食うことにした。手打ちそば屋ではあるが天婦羅は扱っておらず、代わりにホルモンを出しているという奇矯な店だが、そばもホルモンも美味いのだ。
・・・なのだが、ホルモンは13時までだそうで。俺が到着したのは13時を20分は過ぎていたので、ホルモンが食えなかった・・・。
とはいえ、今日はホルモンより蕎麦が食いたかったので、主目的は果たせた。
柚子が爽やかだし、麺つゆの味がやはり好みだ。蕎麦もよい。程よい素朴感。「ザ・田舎蕎麦」というようなわざとらしい感じではないのが良い。
ちなみに、そばを食ってたら娘から「何そば食べてるの」とメールが来た。娘はまだ9歳だが、iPadの「友達を探す」で俺の座標をたまにチェックしている。それで蕎麦屋に停まっているのがわかったそうだ。これではうっかり旅先で風俗にもいけないw。まあ、俺はもともストイックな男であり、普段からそういう店にいく趣味がないので問題ないが・・・。
蕎麦はうまかったが、少々それだけでは物足りないし、結局お金も使ってないので、そのまますぐ近くの「道の駅あらかわ」に移動。
ここのソフトはやはり美味い。400円ほどと少し値がはるが、これはもはや一品のスウィーツである。前に食ったモンブランも美味かったが、今回は秩父産あずきを使ったというあずきソフトにしてみた。
甘すぎない餡がクリームと相性抜群で実に美味かった。ここのソフトはいろんな種類があるが、わりと地元産の素材に拘ったものがあり、興味も惹かれるものが多い。次回はまた違う味にチャレンジしてみよう。
道の駅あらかわで、土産物を物色していたら、すぐ横の線路をSLが走っていった。慌てて店の外にでてギリギリ見えたが、写真を撮る余裕はなかった。
SLは公園や鉄道博物館でなんども見ている。だが、実際に走っているものはすごい迫力だった。電車とは異質の重量感、機械感。これはちょっと・・・そのうち、ちゃんと時間調べてって写真でも撮りたい気になるな。
で、さて。ここからどうしようというところだ。
このまま戻るには早すぎるし、いつも通っていない道をと思い、県道37号線で北上して、合角ダムというところに寄ってみることにした。
この、県道37号というのが小鹿野あたりでは多少通ったことがあったのでただの県道というイメージだったのだが・・・。分岐して合角ダム、土坂峠へと続く県道71号が、すごいいい道じゃないのよコレ!
舗装は荒れていないし、砂利や葉っぱも少ない。大部分が二車線あり、タイトではあっても林道よりはゆるく、リズムよく走れるコーナーが続く。林道と観光道路の中間くらいで程よいし、目立つ観光地もないので空いてるし。
かなり気に入ってしまった。走りながらすでに「また来よう」と思っていたくらい。
合角ダム自体はなんてことないダムだった。合角というのは、全戸沈んだ集落の名らしい。
ダムカードをゲット。
一応、食事をするところもある。ダムカレーとか出してるらしい。ダムの近くに蕎麦屋があり、しかし1日20食しか提供していないそうだ。しかも、メニューがそれしかない。なんでも店のおばちゃんが一人で打っているのでそれくらいしか出来ないと。興味がわいたのでこれはそのうちに食べに行こうと思う。
合角ダムを出て、そのまま県道71号で国道462へと抜ける。この国道も交通量が少なくなかなか良い道だった。やがて神流湖(かんなこ)に至る。
昔、バス釣りをしていたことがあり(もっぱら陸っぱりで)、津久井湖によく行っていたのだが、いつだかのとある雑誌で「釣れない湖トップ10」みたいのがあり、津久井湖と神流湖が1、2位だったので覚えている神流湖。だが、俺は初めて見た。なるほど、釣れなそうだなと思った。津久井湖と同じく、魚の有無ではなく、岸の険しさが問題なのだ。
晩飯を作ると言ってしまっている以上、時間が押していたし、そのまま関越道に入ろうかと思ったが、結局、県道13号で皆野へ、そして長瀞、秩父、定峯峠へと。
白石峠から都幾川に抜けて、R254、圏央道→東北道でさいたまに帰還した。
帰りは急いでいたので、神流湖からほとんどノンストップ状態となってしまったが道は楽しかった。なんだかんだで今日はバッチリ300kmほど、いい感じの峠をたっぷりと走ってしまい、ずいぶんと楽しかった。
道の駅あらかわで200円ほどで購入。武甲は安い酒だけどうまいです。普段飲みの酒?という感じ。日本酒飲める人は秩父に行ったらぜひゲットしましょう。全国展開している秩父錦と違って、秩父以外ではそうそう買えないはずですからいい土産にもなります。
本当は今日は、帰ってこれを飲もうと思っていたのだけど、結局帰るのが18時過ぎになってしまったのでスーパーで揚げ物惣菜を大量に買ってお茶を濁すというはめになってしまい、相性を考えて炭酸系の酒を飲んだので、武甲は今度にお預け。
今日は、「半日」といって出てきたので少し時間に追われたところが残念だが、それ以外は非常に楽しかった。
今日は、俺の中で「西秩父」の株が一気に上がったツーリングでした。
また行きたいなあ。でも栃木も行きたいし伊豆にも行きたいんだよなあ。あー、忙しい。
なんつうか、アレですよ。物事はなんであれ、端っこを齧ったくらいでわかった気になるってのはよくないですね。やはり秩父は面白い。
合角(かっかく)ダム。穴場でした。 |
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最近、どうにも仕事が忙しい。バイクで走るのには良い時期だしと今朝も5時に目覚ましをかけてみたものの、日頃の寝不足のせいか、目覚めた時点で後頭部がズキズキしている。とてもじゃないがツーリング行こうなんて気分じゃないと思い二度寝した。
10時間際になって小学生の娘に起こされる。軽く朝飯を食いながら、今日はどうしたものかと思案する。娘はリビングで勉強したいらしいので、俺は邪魔なようだ。・・・娘と仲は悪くないのだが、勉強する時に俺が近くにいると緊張するらしい。確かに、俺は自他共に認める「教え下手」で、何度か勉強を見てやったことがあるが、つい詰問調になってしまう。
じゃあ、自分の部屋で仕事でもしてようかな。
と、そう思ってしまうのだが。どうも最近、忙しい忙しいと、寝ても醒めても仕事のことばかり考えている気がする。気がするのではない。本当にそうなのだ。自分にはこれまでなかったことだが、ほんとにいつも、飯を食っていても寝ようとしても、いつも「えーと、アレはあそこまで進めてあるからあっちを進めてそっとはちょっと保留して・・・」みたいなことばかり考えてしまう。
けど、そういうのはやはり不健康だと思うので、やっぱり走りに行くことにした。バイクで峠を走るのは楽しいだけでなく、集中力を要する。集中しなければいけないので、仕事のことなど考えてる暇がなくなる。それが今は必要だと思える。忙しいのは確かだが、人間の脳は週に一度くらいガベージコレクトをしないと上手く動かないものだと思う。
そんなわけで、10時をやや回ってからになってしまったが、妻子には「晩飯は用意するから」と行ってさいたまを出発。
遅い出発で道路の混雑を心配したが、というか普通に混雑していたが、R463はわりと道幅があるのでバイクであれば多少の混雑にはさして影響を受けないペースで走れる。
栃木方面も検討したが、そっち方面はやはり朝からでないと走りにくいかなと思い、マンネリ感も感じつつ秩父を目指した。
いつもの通りに鎌北湖を目指す。毛呂のセーブオンは閉店しているので、宮沢湖あたりのサンクスで休憩を入れる。煙草も買って一本つける。煙草はそこまで好きというわけではない。ただ、自分は煙草はツーリングの時しか吸わないので、これによって非日常が味わえるのだ。いわばこれは、儀式のようなものだ。まともな社会性を持たない自分が、まともな社会人であろうとしている日常に対して、今は少しそのタガを緩めようという表明なのだ。
再び走り出してすぐに鎌北湖。相変わらずのため池っぷりだ。ヘラ師も多い。スルーして進み、林道権現堂線の立て札。左に回り込んで顔振峠を目指す奥武蔵グリーンライン。
今日はマラソン大会はないのでランナーは少ない。ただ、時間が遅めなせいか自転車はいつになく多い。自分としては自転車やランナー、ハイカーをパスする際には、回転も落としてゆとりを持って、驚かさぬようにと配慮をしている。大抵のサイクリストやランナーは体力的にキツいだろうからバイクのことなど眼中にないといった感じに見える。それはいい。でもまれに、不快そうに睨まれることがある・・・気がする。それはちょっと切ないが、まあアレだ。彼らきっと疲れてるんだろう。
結果的によく寝てから出たからか、頭も冴えていて調子がいい。軽快に走り、一気に刈場坂峠まで。秩父に至るまでは多少雲のある天気だったが、今日は首都圏付近よりも秩父の方が天気がよいようで、すっかり青空だ。
刈場坂峠には最近、コーヒーと軽食販売の車が来ている。便利なような気もするが、正直、俺はダメだ。何がダメって、そこにフォークギターが置いてあるというセンスに馴染めない。ギターが嫌いなわけじゃない。俺だって一応持っていて齧る程度には弾きもする。でもなんだろう、あの場所のギターがあるというその感覚は俺には馴染めない。1年位前の、何もなくて誰もいないような状態の方が俺は好きだった。
サイクリストの需要を当て込んでいるようだが、最近は白石峠にも似たような店が出る。良いことなんだろうが・・・、ああいう、コミュニティ的なノリが好きになれないので俺は別の休憩スポットを探さねばならないな。普通に店なら良いのだ。ああいう、ボランティアなのか趣味なのか商売なのかよくわからないのが、どうにも馴染めないというか馴染みたいと思えないのだ。まあいいや。あれが悪いことだと思ってるのではない。単に俺が馴染めないだけなのだから、近寄らなければいいだけだろう。
最初、定峯峠に行こうと思っていたが、気が変わって刈場坂から正丸峠へと向かう。
奥武蔵グリーンラインはやたら細くて路面も荒れてて、それはそれでNinja250SLで走るには面白いのだが、もうちょっとハイペースなところも走りたいなと。
正丸峠は一応、元・国道なのか?なので、林道に比べればずいぶんと道がよくて走りやすい。ちょうど前方にいいペースで走るバイクがいたので、つかの間ゆかいに走れたのも良かった。「煽った」と思われてなきゃいいけど。こういうのは後ろにいる方が楽なものなので、追いついたからといって抜かずに(抜けずに)後ろを走っていただけなのだが。
まあ、俺は心配性なのでそういうことがイチイチ気になってしまうのだが、そういうことをイチイチ気にしていても仕方ないというマインドも同時に持ち合わせているので気にしない。
さて、正丸峠を超えてR299に出てから、一路、道の駅あらかわ方面へ。その少し手前の「ちしま」で昼飯を食うことにした。手打ちそば屋ではあるが天婦羅は扱っておらず、代わりにホルモンを出しているという奇矯な店だが、そばもホルモンも美味いのだ。
・・・なのだが、ホルモンは13時までだそうで。俺が到着したのは13時を20分は過ぎていたので、ホルモンが食えなかった・・・。
とはいえ、今日はホルモンより蕎麦が食いたかったので、主目的は果たせた。
ホルモン蕎麦処「ちしま」のざるそば |
柚子が爽やかだし、麺つゆの味がやはり好みだ。蕎麦もよい。程よい素朴感。「ザ・田舎蕎麦」というようなわざとらしい感じではないのが良い。
ちなみに、そばを食ってたら娘から「何そば食べてるの」とメールが来た。娘はまだ9歳だが、iPadの「友達を探す」で俺の座標をたまにチェックしている。それで蕎麦屋に停まっているのがわかったそうだ。これではうっかり旅先で風俗にもいけないw。まあ、俺はもともストイックな男であり、普段からそういう店にいく趣味がないので問題ないが・・・。
蕎麦はうまかったが、少々それだけでは物足りないし、結局お金も使ってないので、そのまますぐ近くの「道の駅あらかわ」に移動。
道の駅あらかわ 秩父産あずきソフト |
ここのソフトはやはり美味い。400円ほどと少し値がはるが、これはもはや一品のスウィーツである。前に食ったモンブランも美味かったが、今回は秩父産あずきを使ったというあずきソフトにしてみた。
甘すぎない餡がクリームと相性抜群で実に美味かった。ここのソフトはいろんな種類があるが、わりと地元産の素材に拘ったものがあり、興味も惹かれるものが多い。次回はまた違う味にチャレンジしてみよう。
道の駅あらかわで、土産物を物色していたら、すぐ横の線路をSLが走っていった。慌てて店の外にでてギリギリ見えたが、写真を撮る余裕はなかった。
SLは公園や鉄道博物館でなんども見ている。だが、実際に走っているものはすごい迫力だった。電車とは異質の重量感、機械感。これはちょっと・・・そのうち、ちゃんと時間調べてって写真でも撮りたい気になるな。
で、さて。ここからどうしようというところだ。
このまま戻るには早すぎるし、いつも通っていない道をと思い、県道37号線で北上して、合角ダムというところに寄ってみることにした。
この、県道37号というのが小鹿野あたりでは多少通ったことがあったのでただの県道というイメージだったのだが・・・。分岐して合角ダム、土坂峠へと続く県道71号が、すごいいい道じゃないのよコレ!
舗装は荒れていないし、砂利や葉っぱも少ない。大部分が二車線あり、タイトではあっても林道よりはゆるく、リズムよく走れるコーナーが続く。林道と観光道路の中間くらいで程よいし、目立つ観光地もないので空いてるし。
かなり気に入ってしまった。走りながらすでに「また来よう」と思っていたくらい。
合角ダム自体はなんてことないダムだった。合角というのは、全戸沈んだ集落の名らしい。
ダムカードをゲット。
一応、食事をするところもある。ダムカレーとか出してるらしい。ダムの近くに蕎麦屋があり、しかし1日20食しか提供していないそうだ。しかも、メニューがそれしかない。なんでも店のおばちゃんが一人で打っているのでそれくらいしか出来ないと。興味がわいたのでこれはそのうちに食べに行こうと思う。
合角ダムを出て、そのまま県道71号で国道462へと抜ける。この国道も交通量が少なくなかなか良い道だった。やがて神流湖(かんなこ)に至る。
バスが釣れない神流湖 |
昔、バス釣りをしていたことがあり(もっぱら陸っぱりで)、津久井湖によく行っていたのだが、いつだかのとある雑誌で「釣れない湖トップ10」みたいのがあり、津久井湖と神流湖が1、2位だったので覚えている神流湖。だが、俺は初めて見た。なるほど、釣れなそうだなと思った。津久井湖と同じく、魚の有無ではなく、岸の険しさが問題なのだ。
晩飯を作ると言ってしまっている以上、時間が押していたし、そのまま関越道に入ろうかと思ったが、結局、県道13号で皆野へ、そして長瀞、秩父、定峯峠へと。
白石峠から都幾川に抜けて、R254、圏央道→東北道でさいたまに帰還した。
帰りは急いでいたので、神流湖からほとんどノンストップ状態となってしまったが道は楽しかった。なんだかんだで今日はバッチリ300kmほど、いい感じの峠をたっぷりと走ってしまい、ずいぶんと楽しかった。
清酒 武甲 |
道の駅あらかわで200円ほどで購入。武甲は安い酒だけどうまいです。普段飲みの酒?という感じ。日本酒飲める人は秩父に行ったらぜひゲットしましょう。全国展開している秩父錦と違って、秩父以外ではそうそう買えないはずですからいい土産にもなります。
本当は今日は、帰ってこれを飲もうと思っていたのだけど、結局帰るのが18時過ぎになってしまったのでスーパーで揚げ物惣菜を大量に買ってお茶を濁すというはめになってしまい、相性を考えて炭酸系の酒を飲んだので、武甲は今度にお預け。
今日は、「半日」といって出てきたので少し時間に追われたところが残念だが、それ以外は非常に楽しかった。
今日は、俺の中で「西秩父」の株が一気に上がったツーリングでした。
また行きたいなあ。でも栃木も行きたいし伊豆にも行きたいんだよなあ。あー、忙しい。
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