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Ninja250SL、オイル交換と豚鼻撤去の巻

私のNinja250SL、タイヤも減っちゃってたわけですが、なんか最近、よくエンストするし(信号などの停止直後にストンと止まるような)、エンジンのフィーリングも固い?というか何というか・・・よく考えたら購入からちょうど1年くらい経ちますしね。

オイルでも変えてやるか!と思い立ちました。けど、最近またとりわけマネーがないので、ショップに払う工賃というのもバカにならんよね・・・ということで、ものすごい久しぶりに自力でオイル交換することにしました。

「豚鼻」

もとは今日はツーリング行こうと思ってたのですけどね。朝5:30に目覚ましもかけて。ところが4:30には目が覚めてしまい、あれ、4時間しか寝てねえよというのと、前日に娘が「点検を優先した方がいいと思います」と小言を言っていたのを思い出し、なんとなく今日やっぱり、久々のメンテナンスでもしてみようかなと・・・。

オイル交換したら勢い余って、上記写真の通り部品がいくつか余ってしまったという話ですw




まず今日は、近所の2りん館に出向くところからスタートしました。事前にググっていたので、オイルは1Lのものを買えばよいということは調べがついてます。とりあえず安いものでも買っておけばと思ったのですが、いざ様々なオイルとその宣伝文句を見ると「え・・・?このオイル入れたら加速よくなるって?マジで?」といったカモ具合で、1時間近く迷って結局特売で3割以上引いていた謎のオイルを買いました。

オイル捨てる箱も買おうと思って、しばらく店内で抱えていたのですが、ふと「これの中身ってただの袋とスポンジなんだよな」と思ったら350円が惜しくなってそっと棚に戻しました。オイルを注ぐ漏斗のようなものも眺めてみましたが、1000円近くするので取りあえず何とでもなるだろうと却下。

後学のためにチェーンやタイヤの価格を確認しつつも、結局1980円のオイルのみ購入。

帰宅して早速作業開始です。

おもむろに這いつくばってNinja250SLの底面を見てみます。するといかにも怪しげな太目のネジが1本あったので、ひとまず外してみます。


ビンゴでした。だばだばとオイルが流れてでてきます。オイルキャッチャーは、スーパーの袋(穴の開いてない新品である)に、古着を突っ込んだものです。



このように、なかなか真っ黒かつサラサラのオイルが流れ出てきました。こりゃすっかりダメだね。

一度流出が止まっても、バイクをゆすってやると結構しつこく出てきました。しばし頑張ってオイルを絞り出し・・・


じゃじゃん。「レッドフォックス」!かっこいい名前ですね!赤い狐!というと突然、武田徹也のうざったい顔が思い浮かんで嫌になるますが・・・。

なんでも、化学合成油と半合成油をブレンドしたとかしないとか、エステルベースで云々かんぬんだそうです。

写真撮り忘れたというか、両手塞がってて無理だったのですが、結局オイルを入れる時はペットボトルの底を切ったものを漏斗にしたら上手いこといきました。で、缶の中身をまるごと注いでから車体を立てて点検窓から覗くと、見事に規定値に収まってました。めでたしめでたし!




さて、せっかくなのでそのままエアクリーナーの様子でも見てやることにしました。最近、信号などで停まった際にそのままエンストすることが多く、なんか空気でも足りてないんじゃないのか?と思っていたので・・・たぶんオイルの劣化の方が問題だったのかも知れませんが・・・。

タンクの外し方はネットで調べてましたので、さほど迷うこともなく。タンクを浮かすと、エアクリーナーボックスの蓋が外せるので、外してやりました。

噂に名高い豚鼻とも象鼻ともいわれるような謎のノズルが確かについてます。



エアクリーナーのフィルターには多少のゴミと虫の死骸がひとつくっついてました。しっかり異物のエンジン侵入を防いでくれていたのですね。なかなか良い仕事をしているようです。



さて、とは言え豚鼻は空気の侵入も阻んでいるらしいので・・・どこかのページで温めると取れやすいとあった気がするので、ドライヤーで温めてみました。



温めが必要だったかはよくわかりませんが、内側に押し込むようにして外せました。

あとは、エアクリーナーのスポンジの下にあった金網に、妻からもらったストッキングを被せて組み上げました。本当はそんなものも要らないと思っていたのですが、虫の死骸を見ていちおう網くらいつけておくかと。

正直、これが100万円くらいの大型車だったらこんなことしません。けど、やはりSLですから。こういう場合の気持ちもスーパーライトなわけですよw

まあ、一応、吸気口の手前に網があって箱があるのだから、そうそう凄いものを吸い込むこともないだろう、というか少しくらい何か吸ったって燃えるんじゃないの?というか。

とは言え、昔にSV400Sというバイクに乗っていたことがあり、その時にはマフラーを付け替えた後でフィルターをDAYTNAか何かのスカスカのにしたらエンジンの調子が狂ったということもあったので、ちょっと心配です。

現代のバイクはインジェクションだしきっと何か上手いことしてくれんだろ、と期待してますが・・・(基本的にメカは苦手です)。

で、夕方にちょっと近所のバイパスで試走してみました。

その結果。



  1. シフトフィーリングやエンジンの回転フィーリングは滑らか。これはたぶんオイルのせい。赤い狐、イイじゃないの。
  2. 吸気音、エンジンのメカノイズ、吸気側から聞こえる爆発音?のせいで何か音が派手になった。高音ノイズがバックグラウンドに入り、かつ歯切れよくなった感じ。耳障りと言えば耳障り、気分良いと言えば気分良い。
  3. 空ぶかしのアクセルレスポンスはいい気がする。音が少し派手になったせいで錯覚している可能性もあるが。
  4. 発進は楽になった気がする。レスポンスがいいからだろう。
  5. なんだかトルク感が減った。音質のせいでそう感じるのかなとも思う。
  6. 少なくとも3速、4速あたりではレブリミットまできっちり回った。
定量的な計測をする術がないので、客観的なところはわからないが、フィーリングが変わったのは確か。

あとは、次回にいつもの峠道でも行ってみて、より爽やかな気持ちで走れるかどうかだ。そこで「なんかいいなコレ」と感じることが出来たらたぶん、少なくとも俺にとっては上手くいってるということなのだ。


#追記

その後、2、3度ツーリング行ってますがさして不都合はないです。空ぶかしの吹け上がりはやはりよくなっている気がしますが、パワーが出ているのかは謎です。あと、やはり最高速は数キロ落ちた気がします。以前見覚えのある数字が出ない。ということはやはりパワーが落ちていると思います。加速もちょっと、音の元気さのわりにもたつく気がするし。
なので、フィルターくらい戻そうと思うのですが、面倒なのでまあいいや、と思ってしまうくらいの問題しかないです。

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