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Ninja250SLで行く春の秩父林道巡り

春うららです。春・うららという美少女とかの自己紹介ではないです。春が本格的になってきたなという意味です。というか、むしろ自宅近辺では春が過ぎ去りつつあります。

さいたま市の中でもわりと長閑なエリアに住んでますので、自宅から5km、10km程度のランニングで行けるあたりは桜の名所だらけです。しかし今年は仕事が忙しく、4月最初に見沼田んぼを走って「三分咲きくらいなあ」と思っていたら10日くらい空いてしまい、気付けばもう半分くらい散っていました。

例年、なんらかの形では花見をしていたのに今年はしそびれて悔しく思っていた矢先、ふと「ちょっと標高が高い秩父ならまだ満開に近いのでは?」と思い立ちました。

朝の鎌北湖

初夏へと向かう日差しの中、日常の忙しなさに流されて見逃してしまった春を追いかけて、そうだ。秩父へ行こう!の爽やかレポートです。




・・・・。

と、JRの宣伝風のコピーを考えつつのツーリングは4/15日。本当に桜というのは咲いたと思うと散ってしまう。だからこそ季節感が際立つのだろうけど、ちょっと忙しないじゃないかと思う。

「満開の桜が見たい」と思ったのは本当だが、実はそれ以上に切望していたのは「林道を走りたい」であった。前から考えていろいろ下調べもしていたのだが、娘が春休みの間は家族でのお出かけが優先になるツーリングは行けず、ようやく実現したというところ。

気付けば日もだいぶ伸びており、この頃の日の出は5時台。とはいえ、最近ずっと仕事が夜遅くまでかかっており早起きもつらいので、5時半起床の6時出発。夜明けというには遅い時間だったが、朝の気持ちよさはまだ感じられるし、気温も上がり始めていてよい感じだ。

Ninja 250SLを購入してから今月でちょうど1年。こいつに乗り始めるまではツーリングなどしたことがなかった秩父も、さすがに慣れてきて、地図を開かず走り始めるほどになった。が、そうなると新しい刺激が欲しくなるもので、今回はいつもの奥武蔵グリーンライン、R140、R299といったあたりの道から外れたところも走りたいというのが大きなテーマとなった。

秩父方面に向かって朝のバイパスをすり抜けながらも、さてどうやって秩父にアプローチするか考えていたが、結局、ひとまず鎌北湖経由で奥武蔵グリーンラインに入ることに。

あの、鎌北湖自体はヘラ釣り堀みたいなものだからそこまで好きでもない。が、あの溜池を過ぎて林道に入る時の急に道が狭く鬱蒼とする雰囲気が、なんかこうファンタジーで言えば魔の森に突入するような、異界に足を踏み入れるような感覚があってなんとも言えず気に入っている。

そんな魔界・奥武蔵グリーンラインに入ってしまうと店という文明的なものがなく飯が調達不能になるので、その前に毛呂のセーブオンで朝飯。コーヒーと菓子パンを齧りつつ、愛車を眺める。ちょっと埃かぶってるなあ、とか思いつつ何気なくあちこち見ていたら、思いがけない事実を発見した。


スリップサイン出てる!?
なんとリアタイヤのスリップサインが。1年、たまにの週末ツーリング、距離にして5000kmしか走ってないぞ?レースタイヤでもあるまいに!あ、いやこれ、もともとこういうデザインのタイヤだったのかな?・・・・とか思って見たものの、ちゃんとつながったセンター溝の位置のサイドウォールに△マークがありました・・・。

なんだろうなあ。フロントはまだまだ大丈夫そうだが。そんなにやっこいタイヤだったのかコレ?いや、バイクのタイヤってこんなものだった?

まあ、ともかく近いうちにタイヤを変えようとは思うが、別に穴空いてるわけじゃないから慌てることもあるまい。

最近はどこのコンビニでも豆を挽いて入れるタイプのコーヒーが飲めてよいなと思いつつ、ツーリング限定喫煙者として煙草も一本点けて、いざ出発。

鎌北湖まではすぐについた。

鎌北湖付近の桜

ちなみに今日は、一眼レフを持ってきたのでところどころ鮮明度の高い写真です(笑)。

まあ、実際には早く走りたい気持ちもあるので、写真をささっと撮ってそそくさと発進。

しかし、それにしても本当に秩父には自転車とランナーが多い・・・。ここ一年でもぐっと増えたような気がするのは気のせいだろうか。

自分も多少ランニングなどしていたり、自転車を趣味としたこともあるのだが、それでもこんなところまで自分の足だけで走ってくる彼らには本当に感心する・・・と思ってたら、峠でタクシーから輪行バッグ降ろしている二人連れサイクリストがいて、ああ、そういう手もあるのねと変に納得してしまった。とは言え、多くの自転車はそれこそ鎌北湖あたりから登ってきてるのかな?

さて、そんなこんなでひとまず一気に白石峠まで。
この道自体、林道なので、今日1本目の林道となるのか。林道権現堂線というらしい。

白石峠で一休みしてから、いつもは帰り道に使っている町道172号線で都幾川方面へと下る。この道は白石峠を起点として道路脇にキロポストがあるので、5キロ地点あたりまで進む。

と、ここで今日2本目の林道、「赤木七重線」。これ何て読むのだろう?「あかぎ ななえ」?なんか美少女っぽい名前だな。しつこいけど。

この看板がないと、私道かと思うような入り口



入り口は「これ人んちの庭に入っちゃうんじゃないの?」という感じだけど、後の方で少し広くなる。で「七重のヤマザクラ」という案内に従いつつ適当に進む。

途中、そのヤマザクラもあったが、まだ咲いてなかった。

七重のヤマザクラ。4月15日だが咲いてない。
ヤマザクラの巨木は珍しいとのことだが、数年前から元気がないとか看板に書いてあった。まあ頑張れ、と念じて先に進むことにしよう。

ヤマザクラを見ていたら、1台のオフローダーが爆音を轟かせて走り去って行った。この先に何か楽しいところでもあるのかい?ということで、もうちょっと進む。

と、林道、堂平山線の入り口がいい感じに出現。

※ 今回、この林道を選ぶのに以下のサイトを参考にしました。
http://sooner100.fc2web.com/blog/dodaira.html
情報が具体的で非常に役立ちます。

もちろん、事前調査の通りということだ。

そしていよいよ、というか再びというか、Ninja 250SLでダートを走るという暴挙に出るわけである。

多少ヨイショ混じりの評価では「スーパースポーツ」と形容されるNinja250SL。そのオフローダーとは程遠いカテゴリのバイクでダート。

が、もちろんそれなりの勝算はある。まずひとつには、ともかくスピードを出さないこと。林道が砂利道であるうちは進むが、もはや「オフロード=道でない」になったら進まないこと。そう、砂利道ならば道なので、ロードバイクだって走れるだろう、というのが前提。なので、整備されずに抉れて道の体裁をなさなくなってるような状態ならいさぎよくUターン、と決めて発進。



少なくとも入り口は、ただの砂利道だ。駐車場と思えばむしろ綺麗なぐらいだぜ。と余裕をかましつつも、たまにこぶし大の落石などあり、やはりバイクのコントロール性が落ちているために、そうなった時にレーンを変えるのも一苦労なので、スタンディングで警戒を怠らない。

しばらく進むとちょっと石が大きく斜度がきつい場面があり、どうかな~と思ったが、まあ、まだ行けるかと進む。けど、ちょっと集中して走ってたので写真撮ってる気分ではなかった・・・(笑)。

走りながら、Ninja 250SLはやはり結構いけるなと思った。パワーがたいしたことなくタイヤが細いからか、ゆっくりならわりと何とか制御できるし、想像したくないがもしコケた時やUターンということを考えると、ここで大型SSだったらちょっとどうにもならんという気もするが、こいつならばまあ起こせるだろうし、とり回せるだろうと。

コケるまで攻める気もないのだが、そういう心のゆとりというのはあり、楽しくなってきて鼻歌を歌いながら「レーサー×スタンディング」というニュースタイル?で突き進む。


「忍者」という名前にはよく似合う風景

途中、フラットで再発進等に不安がない場所でちょっと写真を。

慣れない仕事を頑張っているタイヤ

慣れてきたかな、と思ったあたりで無事に林道を抜け、堂平山のパラグライダー離陸場へ。



林道の出口(入口)

3D地図だとこんな感じ。画面キャプチャなのでズームとかできませんw


こう見ると本当に山の中を走ってるなあ、という感じ。

結局、近道で白石峠に戻ってきたような形になる。のだが、わざわざ172号で下ってから上がってきたのは理由がある。前回の中津川林道(入口付近だけ)、牛久沼あたりの河原?などちょこちょこ砂利道を試していたが、やはりロードのタイヤではブレーキが圧倒的に効かない。なので、下りはとりわけ難しくなると思い、登ってくる道になるように今回のコースを考えた。

ま、しかしやはり未舗装路のアドベンチャー感というのは刺激的だ。調子に乗ってあまりハードな林道に迷い込まないように気をつける必要はあるが、やはりこれはアリだなと思った。

だが、SL以外のNinja乗りの皆さんにはお薦めはしない。やはり、KLXの血をひくNinjaというのが重要であって、このスリムで軽い車体あったればこそ、砂利道もそれなりに走れるのであると思う。ZX-10Rなどでここを走っても何も面白くないばかりか、にっちもさっちもいかなくなるリスクが大きいだろう。そう、この道においては我がNinja250SLこそが最速のNinjaなのである!!・・・たぶん。


その後、腹も減ってきたのでモーモーハウスで蕎麦でも食おうと思い移動するも・・・


埼玉が誇る体験型牧場、モーモーハウス
蕎麦屋が閉店してた。開いてないというより店じまいした雰囲気だったが・・・。だとしたら残念だ・・・。

だったらと思い、「味噌豚丼」でも食ってみようと方向転換。釜伏峠経由でR140へ下り、前から見かけていた有名店を発見したが・・・駐車場の人ゴミを見て、0.2秒で諦めた。減速することなくR140をそのまま西へと進む。・・・いつもは空いてるように見えていたが、あれは単に開店前の時間だったようだ。

道の駅あらかわで鹿肉カレーか何か食おうかと思ったけど、前と同じもつまらんかと思い他の店を物色。わりと迷ったのだが、行列もないし、「手打ちそば ホルモン」という妙な組み合わせ(だが秩父特産でまとめているというのはわかる)に惹かれて、道の駅あらかわのすぐ手前の「ちしま」なる食堂へ入った。

ホルモンと蕎麦のどっちを食おうか迷ったが、店のおばさん曰く「皆さんセットで食べられる」とのことなので、まあいいかと「カシラ」と「ざるそば」を注文。

ホルモンはどれも一皿400円台だったが、盛り合わせなどはないとのこと。シロとカシラのどっちがいいか迷ったが、カシラにしておいた。

カシラ。うまい。タレつけないでいい感じ。



まずホルモンが出て、食べ終わる頃にそばを出してくれるとのこと。気が利いてる。

カシラはうまかった。タレが辛いのと甘いのを選択可能だが、卓上に瓶などなく、選んだものをおばさんが直々にサーブしてくれるというメイド喫茶もかくやというスタイル。

辛いタレを選んだが、正直、カシラはタレを付けない方がうまかった。下味はついてるし、俺は肉の味が好きなので。タレなしで、焼けたのを噛みしめるとカシラの程よい弾力とジューシーさ、そして濃厚だがしつこくないコクのある・・・まあいいや、美味かった。

続いて蕎麦が出たが・・・

そば。これがまた美味い。

この蕎麦がまた美味い。薬味に柚子皮があり、それがホルモンを食った口の中をさっぱりさせてくれる。

さっぱりさせてくれるのだが、結局、そばを食いながら、「シロを追加で」と言ってしまい、昼から大量のホルモンを食ってしまった。けど、蕎麦+ホルモン2皿で1600円。ボリュームもあって美味かったので、コストパフォーマンスは悪くない。ちなみに、俺の前に食ってた人はシロ2皿+そばだったらしい。俺の後に来た若者はホルモン4皿頼んでた。一人で。

ホルモンが、ボリュームあるのにやけにさっぱりしていて臭みもなく、結構パクパク食べれてしまう。これは次回も二皿だな。今度は軟骨でも食おう。

ちなみに蕎麦もまた何ともさっぱりしている。個人的には店の外観に反して(失礼)わりと上品な味だと思う。栃木で食う蕎麦と似てるかなと(たまたま俺の食った店がということかも知れないが)思ったが、同じく石灰の産地であるので水は似ているだろう。蕎麦の味に水が大事というのが本当ならば、味も似ているところがあってもおかしくないだろうなという気はする。

まあ、ウンチクはともかく美味かったので、また行きたいなと思う店であった。そばだけ、ホルモンだけでもアリかも知れない。店のおばさんがちょっと小うるさいのだが、嫌みはないし、おいしく食べてもらいたいという気遣いが感じられて、悪い感じはしない。

手打ち蕎麦とホルモンの店、「ちしま」。おすすめ。

飯を食う前は、「林道も走ったし帰ろうか」と思っていたのだが、腹がふくれたらもうひと走りという気分になった。やはり人間、空腹は気力を奪う。

それで、「金山志賀坂林道」を行ってみようという気になり、そのままR140を突き進んだ。ループ橋をさわやかに走り抜け、中津川大橋で右折。

このあたりは、ザ・秩父と言った感じの岩盤の固そうな景観が続く。

巨大な岩壁。わかりにくいけど。

奥多摩とも似ているけど、やはり秩父の方が岩盤っぷりは際立っていると思う。かなりの質量感が道の両側から迫る。


垂直に近い崖が多い

この石ころ、直径が10mくらい

巨岩・奇岩が多くて観光資源になりそうなものだが、あまりにも岩だらけなので感覚がマヒして特別な景色の気がしなくなってくる不思議。しかしよく見ると、ちょっとそこらじゃ見られない景観が多い。

雨がぱらついたりして、あわてて引き返したり、止んだのでまた進んだりしつつ、やがて日窒鉱山集落へ。

最初にあらわれた工場も警備詰所が廃墟化していたり、動いてる気配もなかったので、閉鎖してるのか?と思ったが、よく見れば工場内に見える何かの配電盤のパイロットランプは点灯していたので、稼働しているのだろう。

とは言え、往年に比べるとかなり寂れているのは間違いない。もとはここらに作業員と家族向けの集落があったのか、古い建物がたくさんあり、しかも皆、ガラスが割れたり屋根が落ちたリしていた。

一通りの集落を過ぎてから、ぽつんと1件の廃墟がまたあった。


鉱山集落跡地の廃墟

ここには立ち入り禁止の表示もなかったので、少し中を覗いてみた。特に何かを期待していたわけではないが・・・

打ち捨てられた一輪車

廃屋の片隅に場違いなピンクの一輪車が朽ちていた。ちょっとドキッとさせられる。まあ、撤収の際に、いらないということで置いてかれたのだろう。


壁も半分くらいしかない 
椅子



新聞・・・42年前の。

落ちていた新聞の日付を見て驚いた。古いとは思ったが、まさかの40年越え。
よく見れば周囲に少しだけ残る雑貨はその時代を思わせるものばかりだった。いまさら場を荒らすべきものでもないので、そっと立ち去ることにした。

さて、なんだか廃墟マニアのページみたいになってしまったが、気を取り直して林道を進む。一抹の不安を抱えつつ。

細め、多少道も荒れ気味。だがそれがなかなか楽しい道をクネクネ登ってしばらく行くと・・・。


ガーン。

無情の通行止。まあ、この林道に入る時点でちらっと立て看板が見えてましたよ。4月末日まで通行止め、R299への通り抜け不可、とか。

でもここのところ暖かったし、どうみても凍結云々て感じじゃないし、実は通れるんじゃないの?とか思って進んできたのだけど・・・。まあ、わざわざ通行止めと書いてあるところはきちんと通行止めなわけだという当然の事実を目の当たりすることとなりました。

この日は終日晴れの予報だったけど、午後から何度か雨もぱらついたりと天気も怪しくなっていたので、ここからは帰路とした。

まずは行き止まりなのでそのまま戻る。林道区間、R140と軽快に走り、秩父あたりでの休憩をどこで取ろうと思ったときに、ふと、うらとぴあに行こうと思った。いや、正確にはうららぴあ。どうしても、子供のころにそこらで売ってた有名なエロ本、「エロトピア」と語感が似ていて混ざってしまう。

浦山ダム、別名・秩父さくら湖。ダムサイトに建設された資料館がうららぴあだ。Ninja250SLを買って最初に友人と秩父ツーリングに来た時に寄ろうとして発見できなかったうららぴあ。ちょっと入り口がわかりにくい気がする。トンネルの出入り口のすぐ横なのでつい通り過ぎてしまうというか。



ダム上は歩ける遊歩道となっているがなかなか高さがある。落ちたら死ぬとか思ってしまう高さだが、どうもそれがシャレで済んでないような感じの看板があって微妙にメンタルを凹まされる。


まあ、そうかも知れないけれど。
ここまで来てそう言われてもどうなのだろう、と思うが、俺は「生きろ」と諭されるような心情に陥ったことがないので、そういう場合にどういう言葉が響くのはわからない。ひとつ言えるのは、例えその後に何もなくても、美少女に「生きて」と言われたら言われたらたいていの男はひとまずは生きるのではないか、ということだ。「女に」ではない。「美少女に」だ。今日は徹底的にこのネタだ。

ともあれ、ダムサイトからの眺めは良い。管理事務所で、ダムカードもゲットした。


浦山ダムから秩父方面

うららぴあの資料展示も見てみた。まあ、ありがちな展示内容ではあった。が、ダム写真館は意外に面白かった。全国のダムを被写体とした優秀な写真がいろいろ展示されていた。何かのコンテストのものかな?

写真そのものの撮影は遠慮しておいたが
それにしても、なんだろう。何かそういう漫画か何かがある様子だが、本当にツーリングをしていて思うのは、ここ数年の間に日本中の隅から隅まで美少女だらけになったということだ。いつだったか・・・10年くらいは前か?どこかのローカルな米のパッケージに萌え絵的な美少女イラストが採用されたとかそんなことがニュースになったと思うが、あのあたりからジリジリと事態が変わっていたのだろう。

もはや、どこに行っても必ず二次元美少女がお出迎えしてくれるという感覚だ。秩父、大洗、箱根。このあたりは大御所がいるし、アニメになっていないような単なる地元キャラみたいのも含めればまあ、ほんとあちこち。

こういう事態を憂う人もいるかも知れないが、俺はわりと好意的に見ている。日本の二次元美少女は、世界中で人気なのだ。(ある特定の嗜好をもった人々に限定されるのものの、)日本人も中国人も韓国人も、白人も黒人も、キリスト教徒もイスラム教徒も等しく彼女らを愛でており、確かに同じ価値観を共有しているのだ。かつて湾岸戦争の頃「文明の衝突」などという言葉がはやったものだが、文明の生み出した創作アニメーションにおける偶像というものが、これだけ世界中の様々な人々に対して同じように価値をもち得るという事実は、人類にとってひとつの希望と言えるのではなかろうか。

まあ、そんなこんなで面白いから今度から、特に知らない作品のものでも見つけたらなるべく写真に収めておこうかと今思いついた。たぶん、次のツーリングでは忘れてるけど。

うららぴあからは有間峠を抜けて行くこともできるが、峠はともかく青梅のあたりの市街地を走るのはちょっとしんどいなと感じたので、R140に戻り、定峰峠を目指す。そこから白石峠へ抜け、朝と同じく町道172号を下り、都幾川へ。

いつもはここからR254バイパスで帰るのだが、今日は最近の寝不足からかちょっと疲れが出ていたので、東松山から関越に乗り所沢まで。所沢から先が少々面倒だが、それでもだいぶ楽だったので、今度から帰りはこれにしようかなと思った。1000円くらいかかるが、疲れた帰り道にバイパスですり抜けというのもそのうち事故りそうな気がするので、保険と思って割り切った方がいいかも知れない。仮に秩父に年10回行ったとしても1万円程度だし。楽に家に着くと、ゆっくりビールも飲めるし。


秩父までのツーリングはいつもだと200kmくらいなのだが、この日は320kmも走っていた。ほとんど峠ばかり走っていたし、なんだか体も程よく疲れて、前日に買ってあったコロナエクストラとエビスを飲んでたら眠くなって熟睡した。

5月になったら開通する林道もあるのだろうが、連休は混むから・・・その前にもう一度くらい走り行きたいなあ。


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